東京ガス・益田武尚投手 九州のドクターK 剛腕磨いてドラ1の夢もう一度

[ 2021年3月8日 05:35 ]

8日開幕 スポニチ大会注目の新戦力(下)

ドラフト1位の夢を追う益田
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 球春到来を告げる「第75回JABA東京スポニチ大会」は、8日に開幕する。東京ガスは岩槻川通でHonda鈴鹿と対戦。最速152キロを誇る北九州市大出身の益田武尚投手(22)は社会人でのデビュー戦を心待ちにした。

 東京ガスの益田は即戦力のルーキー右腕だ。2月25日のENEOSとの練習試合で151キロを計測すると、今月3日の明大との練習試合では1回無失点の好投。初の公式戦となるスポニチ大会へ向け「優勝するために勝ちにつながる投球をしたい」と意気込んだ。

 北九州市大では3年秋に九州六大学リーグで4勝を挙げ、MVPに輝いた。大学4年間で通算165回2/3を投げ、190奪三振。奪三振率10・32を誇った「九州のドクターK」は、昨秋にプロ志望届を提出した。

 10月26日のドラフト会議。当日はコロナ禍のため、大学ではなく福岡県飯塚市の実家で指名を待った。しかし、名前は呼ばれぬまま3位指名が終わり「(大学で)似たタイプ(広島3位の大道ら右の本格派)が指名されていた。もうないな」と肩を落とし、テレビの電源を消した。まさかの指名漏れ。社会人野球などへの進路は決まっておらず「1年勉強して、学校の先生になろう」と、一時は父・和毅さんと同じ教師を目指すことを決めた。ところが、地方に埋もれた逸材を東京ガスは見逃さなかった。ドラフトの2日後に山口太輔監督が直々に福岡を訪れた熱意に「凄いチームが自分を誘ってくれた。うれしかった」と入社を即答した。

 大学4年時はコロナ禍で練習環境が整わず十分なアピールもできなかったが「その期間に伸びた選手もいる」と前を向く。「真っすぐを追求して、もう一度ドラフト1位を目指したい」。2度目の夢への挑戦が、スポニチ大会で始まる。(柳内 遼平) =終わり=

 ◆益田 武尚(ますだ・たけひさ)1998年(平10)10月6日生まれ、福岡県出身の22歳。小4で野球を始める。嘉穂時代も最速145キロを投げて注目される。北九州市大では1年春からベンチ入りし、リーグ通算33試合で12勝9敗、防御率2.55。1メートル76、84キロ。右投げ右打ち。

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