オリ由伸が見せつけたプロの凄み 球種予告しても新人2人を軽く手玉

[ 2021年2月14日 05:30 ]

フリー打撃に登板したオリックス・山本由伸(オリックス球団提供)
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 オリックス・山本がドラフト3位・来田(明石商)と同5位・中川拓(豊橋中央)の高卒ルーキー2人にプロの厳しさを教えた。雨のため、室内練習場で実施されたライブBP(実戦形式の打撃練習)。「1軍のボール、それもトップクラスのメンバーを見せるため」(中嶋監督)にBグループから招集された両新人に対し、球種を宣言して5球ずつを投じたが、まともに前に飛ばさせなかった。

 3つの空振りにファウル2球だった来田は「全然、高校とは違った。振り始めから、ボールがない」とキレの鋭さに目を白黒させた。中川拓もカーブにバットが大きく空を切るなどファウルするのが精いっぱいだった。

 ルーキーだけでなく、杉本も空振りした際に倒れ込む場面が見られるなど圧巻の投球。それでも「強いボールも何球かあって、ボチボチな投球だったかなと思います。(ただ)室内でちょっと電気が暗かったので何とも言えませんが…」と不利な条件下での対戦となった野手を擁護した。

 そんな中で「コツをつかんだ」という、これまで以上のカーブの変化の大きさ、落差には満足げ。「大きな武器になると思います」と手応えを感じ取った。 (田中 貴久)

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