「手が付けられん」 中日ドラ1高橋宏 51球の本格投球に米村スカウト感嘆「最後はものすごい球だった」

[ 2021年2月14日 14:35 ]

中日・高橋宏
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 中日のドラフト1位ルーキー・高橋宏斗投手(18=中京大中京)が14日、2軍読谷で51球の投球練習を行った。5度目のブルペン投球で、捕手が座った状態ではプロ入り後最多の球数。「捕手が座ると、自分自身の体にも力が入る。体の調整が必要になってくる。これだけ多く投げたことはなかったが、それに関しては自分の中でいいデキだと思う」と自己分析した。

 前回、投球練習を行った11日は中腰の捕手に50球を投じ、座った状態で10球。この日は一気に強度を高めた。力の入れ具合は前回同様「7割くらい」だったが「基本的に5球以外は右打者の外、対角線に投げることを意識した。右の外に投げ切ることは意識してできた」と前回の課題を解消した。

 様子を見守った米村明アマスカウトチーフは「手が付けられん。最後の5球はスイッチ入れて、ものすごい球だった」と証言した。今後の予定は未定ながら、16日からの第4クールでの状態次第では、翌クール以降に1軍・北谷に1日限定合流。与田監督の前で投球練習を行うプランもある。球団の未来を担う金の卵が右肩上がりで状態を上げてきた。

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2021年2月14日のニュース