阪神・平田2軍監督 高卒新人の高寺に「桑原の球を詰まらせずにはじき返す。たいしたもんだよ」

[ 2021年2月14日 18:32 ]

阪神・高寺
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 阪神2軍の高知・安芸キャンプは14日、第3クールが無事に終了。平田2軍監督はこの日のシート打撃で好投を見せた桑原を絶賛した。以下は一問一答。

 ―桑原がいい投球をしていた。
 「良い球いってたし、まだ制球のばらつきはあるにしても、変化球もフォークを交えたり。しっかり腕も振れてたし、順調だね」

 ―フォークは実戦で使えそう。
 「いやいや使えるよ。江越に投げたりしてたけど、そういったところで、1月の鳴尾浜の自主トレかブルペンでずっと順調にしっかり投げ込んできてるんでね。非常に仕上がりは良いよ」

 ―1軍を意識しないといけない投手。
 「当然当然。1軍というよりセットアッパーとかそういう位置で、という気持ちが強いだろうし。今年にかける気持ちは自主トレから見ていて分かる」

 ―高寺は桑原から打った。
 「いや~、これも見事な内角のね。後ろから見てたけど、あれを詰まらずにセンターへはじき返した。高寺はずーっとシート打撃から、1カ所のフリー打撃も含めて内容が良いもん。最初は島田や熊谷と引けをとらんなと評価したけど、実際に結果残してるんでね。そういったところでは、目立つよね。高校生で個別練習は配慮してあげているけど、1、2クールとしっかりとして、このキャンプを過ごしてきているんでね。体力面も含めて。普通、初めてのことでバテバテだと思うで。そういったことを考慮しても、たいしたもんだよ」

 ―練習前の円陣で西勇輝の話しをしていた。
 「中盤ということもあってね、もう1度キャンプの前に言った、1つ1つの行動が野球人生にプラスになるように、と。道具を大事にするとか、落ちているゴミを拾うとか。ボールが落ちているのに素通りする選手とかを、今も注意するけど。やっぱり他人が捻挫しないようにとか、そういう気配り目配りをもう1回キャンプ中は意識して。当然、この3クールまででみんながキャンプにかける気持ちは伝わってるんでね。そういったところで、あと3クールだし、もう一度1つ1つの行動を野球に繋げていこうと」

 ―中田投手が左ふくらはぎの張りを訴えた。
 「(病院の受診の有無)これからのコーチ会議で聞くんだけど。ふくらはぎやろ?気をつけなあかんのでね。今は無理することもないし、賢一も順調に来て、アップから若いやつを引っ張ってくれているんでね。大事に至らなきゃ良いけどね」

 ―島田がアップから外れていた。
 「昨日の試合でホームに帰ってきた際に、捕手と交錯して逃げようとして左足のかかとをうっているから。今日1日大事をとって、明日1日様子見たら、次のクールからはいけるかなと。打ったりするのは大丈夫だけど、今は無理する必要もないし」

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2021年2月14日のニュース