西武の森会長は五輪も目指す まずは勝って示す女房役の存在感

[ 2021年2月14日 05:30 ]

楽しそうな表情で練習する森(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 西武の選手会長を務める森が、第3クール最終日を終え「ここまで順調にきています」と充実の笑顔を見せた。

 就任2年目を迎える森会長。昨季は攻守で精彩を欠き、正捕手となった18年以降で、いずれもワーストとなる打率.251、9本塁打、38打点に終わった。心身ともにボロボロの状態で悩みも深かった。「まずは勝たないと評価されないポジション。しっかり勝つためにバッテリーで頑張っていかないといけない」と使命感を口にした。

 女性ならぬ女房としての地位向上へ、言葉通りに今キャンプはブルペンでほとんどの投手の球を受けた。新加入の吉川を「コントロールもいいですし、球自体も凄い強い」と評価。先発ローテ入りを狙う左腕とは「真っすぐがこうなったら空振りが取れる」と実戦的な会話もするなど「良妻」に欠かせないコミュニケーション能力を発揮する。持ち味の打撃も「ちょっと角度をつけるというか、ボールを叩かずに乗せる。イメージしたスイングができている」と復活の手応えがある。

 昨年の反省を生かし「見返してやりたいっすね」と言うレオの森会長は、東京五輪を目指す。「(頭の)片隅ですね」としつつ「チームのことを第一優先に、個人としても活躍して選ばれればいい」と色気を見せた。(花里 雄太)

続きを表示

2021年2月14日のニュース