阪神・秋山が目指す「火曜日の男」、16日の楽天戦で先発 中6日守って「3・30」にロックオン

[ 2021年2月14日 05:30 ]

青柳(右)と話す阪神・秋山(撮影・坂田 高浩)
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 「火曜日の男」へ突き進む。阪神・秋山が16日の楽天との練習試合(宜野座)に先発することが決定。キャンプ期間中は中6日で実戦登板を重ねることが濃厚で、このまま順調にいけば開幕2カード目、3月30日の広島戦での起用も見えてくる。

 「2日間(11、12日)はしっかり投げ込むことができた。ケガだけしないようにやっています。次の実戦へ向けてしっかり準備はできていると思います」

 調整は順調だ。第3クールは11、12日ともに120球を超える投げ込みを敢行。しっかりとフォームを固め、この日はノースローでトレーニングに時間を割いた。

 今春初実戦となった7日の紅白戦は2回完全。中8日で自身初の対外試合に臨む。その後は中6日で23日のDeNA戦(同)に向かう可能性が高い。昨年11勝した右腕はアクシデントさえなければ、開幕ローテーションの陣容に名を連ねることが濃厚。2週連続で火曜日に登板する先に期待されるのは“裏エース”の役割だ。

 6連戦の週頭を担う責任は大きい。ブルペンへの負担を減らすべく長い投球回を投げ切ることだけでなく、白星でチームに勢いをもたらすミッションも背負う。昨年から「カード頭を投げられることにやりがいを感じるので、そこを任せてもらえるようになりたい」と口にしてきた。30歳を迎える12年目に懸ける決意は人一倍強い。

 12日のブルペンを見守った矢野監督も「自覚がすごい。気迫を感じる」と姿勢を称賛されていた。開幕投手が有力な西勇とともにチームの中心を担う意気込みは周囲にもヒシヒシと伝わっている。(遠藤 礼)

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