どこまで伸びる? 阪神・藤浪 自己最速の161キロ 4試合連続無失点で安定感もアップ

[ 2020年10月14日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2-4中日 ( 2020年10月13日    ナゴヤドーム )

<中・神(19)> 5番手で登板した藤浪(撮影・大森 寛明)
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 敵地もどよめいた。藤浪が、自己最速を更新する161キロをマーク。上位打線を3者凡退に封じるなど結果も伴うパワフルな投球で存在感を示した。

 先頭・大島への3球目は160キロ。エンジンを温めるように腕を振るごとに上がる球速に場内はざわつき始めた。簡単に2死を奪って迎えたアルモンテへの4球目。わずかに外れてボールとなった外角高めへの1球が161キロを計測した。17年のドリス、11日の巨人戦で記録したスアレスに続く球団最速タイに「球速を楽しんでいる余裕は正直ないですが、スピードも出ないよりは出た方が良いので、良かったのかな」と淡々と振り返った。

 何より、わずか12球で3つのアウトを奪った好投が収穫だ。「ビハインドの展開だったので、相手の流れを断ちきりたいと思いながら投げた。3人で抑えることができて良かった」。6日の広島戦から4試合連続で無失点と背番号19の安定感が増してきた。 (遠藤 礼)

 ▼阪神・金村投手コーチ(藤浪について)最初はだいぶ緊張していたみたいだけど、それを自分の良い力に変えてくれている。お客さんが160キロとか出て“わー”ってなってくれてるし、良いモチベーションになってくれているのかなと。毎日のように投げられることによって、打者にも腕を振れるという感覚が出てきたと思います。

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