最多勝へ前進の楽天・涌井「全部勝って最後まで野球がしたい」

[ 2020年10月14日 21:40 ]

パ・リーグ   楽天4―1ロッテ ( 2020年10月14日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>11勝目をあげた涌井はファンに挨拶する(撮影・西川祐介)
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 楽天の涌井秀章投手(34)がベテランらしい粘りでリーグ単独トップの11勝目を飾った。

 1―1で迎えた5回に1死満塁のピンチを迎えた場面。3番のマーティンは1ストライクからの2球目に内角高めを突き、体を起こした後の3球目は外角低めへ落ちる球でタイミングを狂わせて二飛に。続く安田にはストレート主体に押し込んで、最後は低めに落ちる球で空振り三振に斬った。7回6安打で、藤原に先頭打者弾を浴びた1失点に抑えた。

 涌井は「集中して疲れましたが、うまく修正できたと思います」とヒーロインタビューで顔色一つ変えずに応えた。

 負ければ自力CS進出の可能性が消える一戦だった。今週は2位ロッテ、首位ソフトバンクが相手となる。「大事な1週間になると思ってましたし、昨日(13日)も則本がすごい気合入れた投球だった。CS、優勝の目を残すためにも、しっかり勝とうと思った」と話した。CS進出圏内にある2位ロッテとは5ゲーム差となった。

 11勝は、2位の美馬(ロッテ)と2勝差とし、史上初となる3球団での最多勝獲得へ前進した。「あと何試合投げるかは分からないですけど、全部勝って、最後まで野球がしたい」と力を込めた。

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2020年10月14日のニュース