ロッテ・安田 “一発”回答で3年目初の開幕1軍決めた「逆方向に打てると自信になる」

[ 2020年6月17日 05:30 ]

練習試合   ロッテ3-2巨人 ( 2020年6月16日    東京ドーム )

練習試合<巨・ロ>8回1死、代打で左翼へ本塁打を放つ安田(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 ベンチのロッテ・井口監督も思わずうなった。8回1死。代打で登場したロッテ・安田の打球は無人の左翼席に飛び込んだ。阪神から移籍の鳥谷、ドラフト2位・佐藤らとともに、入団3年目で初の開幕1軍の座をゲット。将来の4番候補と目される大器は「最後の実戦の場でいい結果が出て良かった。逆方向にああいう打球が打てると自信になる」と喜んだ。

 巨人・古川の外角高めのチェンジアップ。バットを上からかぶせるように出し、手首をくるっと返した。パワーだけでない技ありの一発。ベンチの井口監督も、笑顔を見せながら巧みな手首の使い方をまねていた。

 履正社からドラフト1位で入団した1年目の18年は、開幕目前の3月16日に2軍落ち。昨季はイースタンで安打、本塁打、打点の3冠に輝くも1軍出場はなく、「去年、おととしと悔しい思いをした。その中でいい経験をたくさんさせてもらった」。満を持しての3年目。井口監督は「代打ではもったいない。相手投手との相性とかを見て、どんどんスタメンで使っていきたい」と期待した。

 三塁はレアード、一塁は井上がおり、スタメンはDHとなる見込み。「限られたチャンスの中で最高のパフォーマンスをしたい」。新人王資格もまだ残る。同学年のヤクルト・村上、日本ハム・清宮に「刺激をもらっている」と安田。3年目の逆襲へ、機は熟した。 (鈴木 勝巳)

 ▼ロッテ・二木(5回2安打無失点。本拠地開幕戦の23日オリックス戦先発が決定)持っているものを全て出し切れるように投げた。低めに真っすぐと変化球を集めることができた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年6月17日のニュース