阪神・藤浪のコロナ感染 株主総会で陳謝と状況説明

[ 2020年6月17日 10:57 ]

<阪急阪神定時株主総会>阪急阪神ホールディングスの定時株主総会が行われた(撮影・成瀬 徹)     
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 阪神・藤浪晋太郎投手のコロナ感染が株主総会でも取り上げられた。阪神タイガースを傘下に持つ阪急阪神ホールディングスは17日、大阪市内で株主総会を開催した。2020年3月期(19年4月~20年3月)の決算報告では、タイガースが含まれるエンタテインメント・コミュニケーションセグメントの営業収益は、前年度比0・7%減の740億2000万円、営業利益は同13%減の116億9500万円となった。

 主に19年シーズンの数字が反映される球団単体では、矢野新監督の下、3位躍進もあり、主催試合の観客動員が2年ぶりに300万人を超えた。甲子園球場の来場者もプラスとなった。しかし、第四半期(20年1月~3月)に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、球団を含むエンタテインメント事業全体では営業収益でマイナス44億円、営業利益でマイナス30億円と報告した。

 これを受けて株主からは「藤浪投手らがコロナに感染した。彼が悪いという訳ではないが、周りがチヤホヤさせているのではないか。新しい選手も入ったし、しっかり教育してほしい」と質問が出た。これに対して、阪神電鉄・百北取締役が「選手から感染者を出し、多大なご迷惑をかけたことについて、この場を借りてお詫び申し上げます。誠に申し訳なく思っています。罹患した選手も軽率な行動で迷惑をかけたと深く反省している。プレーで取り返そうとしており、今後とも応援していただきたい」と陳謝した上で、状況を説明した。 

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2020年6月17日のニュース