楽天ファンのファンキー加藤 加入の親友・大地を激励!優勝に導いて

[ 2020年6月17日 05:30 ]

楽天のユニホーム姿で大地の応援タオルを掲げるファンキー加藤
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 今季から楽天に新加入した鈴木大地内野手(30)に力強いエールが届いた。プロ野球は19日に開幕を迎えるが、鈴木大と親交があるミュージシャン・ファンキー加藤(41)が、新天地でのシーズン開幕を目前に控えた友人への激励のメッセージをスポニチ本紙に寄せた。(取材・重光 晋太郎)

 待ちに待ったプロ野球の開幕に、ファンキー加藤は全国の楽天ファンを代表して熱いメッセージを送った。

 「やっと始まりますね!コロナウイルスの影響で選手たちは大変だったと思うけど、今まで通り大地らしくやってほしい。楽天ファンは凄く優しいし、絶対に背中を押してくれるから」

 2人の出会いは5年前にさかのぼる。鈴木大は「FUNKY MONKEY BABYS」の大ファンで、プロ1年目から「告白」を登場曲として使用してきた。15年3月に共通の知人を介して初めて対面すると、すぐに意気投合した。中学生まで野球少年だった加藤は「田中将大投手の『あとひとつ』もそうだけど、野球選手に楽曲を使ってもらえるのは凄く光栄なこと」と感謝する。

 FA移籍が決まった直後の昨年11月、加藤は鈴木大に「イーグルスへようこそ!」とメッセージを送った。「報道を見てすぐ連絡しました。楽天生命パークに『告白』が流れて、イーグルスのユニホームを着た大地がゆっくりと打席に入る。想像しただけでぞくぞくします!」。鈴木大は移籍を機に登場曲を替えることも考えたが「仙台でも『告白』を使わせてもらおう」と心に決めた。

 今季のパ・リーグは、もちろん楽天の優勝を予想している。「大地はいろんなポジションを守れる選手だけど、今季は三塁かな?彼が加入したことでチームの幅が広がる。優勝争いに食い込める戦力は整っていますね」。鈴木大の加入がチームにとって大きな戦力アップにつながることを確信している。

 今、音楽業界は「コロナ禍」からの出口を追い求めている。加藤にとって、プロ野球の開幕は希望の光だ。自身のツアーは6月まで全て中止となり、10月から予定しているホールツアー開催にいちるの望みを抱く。「エンターテインメントの先陣を切るのは、プロ野球しかない」。球場にファンの声援が戻ってくれば、その流れが他ジャンルにも波及すると期待している。

 オリックスとの開幕戦は、中継で観戦する予定だ。「大地は通算1000安打まであと1本なんですね!次のヒットから物語がまた始まる。画面越しに見届けます!」。ファンとして、友人として、笑顔で再会する日を心待ちにしながらエールを送り続ける。

 ◆ファンキー加藤 1978年(昭53)12月18日生まれ、東京都出身の41歳。04年に「FUNKY MONKEY BABYS」を結成し、06年1月、メジャーデビュー。09年からNHK「紅白歌合戦」に4年連続出場。数々のヒット曲を生み出したが、人気絶頂の中でグループを解散。14年2月にソロデビュー。今年4月1日には4枚目のソロアルバム「F」をリリースした。

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