天理が練習公開 下林主将、甲子園交流試合で中京大中京との再戦熱望「リベンジしたい」

[ 2020年6月17日 19:36 ]

声でチームメートを鼓舞する天理・下林主将(左)(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 昨秋近畿大会覇者で今春の選抜大会にも出場予定だった天理が17日、一斉登校再開に伴い練習を公開。ソーシャルディスタンスを確保しての大声も解禁となった。下林源太主将は8月の甲子園での交流試合で、昨秋神宮大会準決勝で敗れた中京大中京・高橋宏斗投手との再戦を熱望した。

 「最後にリベンジして終わりたい。チームみんながそう思っていると思います」

 選抜大会が中止となった3月には「絶望感ばかりだった」と涙も流したが「夏があるやないか」との同級生の励ましで前を向くことができた。その夏の選手権が中止になった5月20日には「実感が湧かなかった」と現実感すら感じられなかったが、当日の夜のうちに3年生で話し合い、中村良二監督へ「ここで終わっていられない。最後までやらせてください」と直訴。目標となる試合も次々と予定が決まり「代替大会だけでなく甲子園で試合ができるなんて、まったく思ってなかった。諦めずにやっててよかった」と実感がこもる。「奈良県で一番強いチームになる~支えてくださった方々に喜びを」とテーマを掲げ、練習にも力が入る。

 奈良県の代替大会で現状で決定しているのは1試合2時間制だが、トーナメント制の採用が検討されており、あす19日の理事会で議論される。「秋は県大会では3位だった。もしトーナメントがあれば、奈良1位を取って甲子園に行く」と息巻いた。

続きを表示

2020年6月17日のニュース