亜大 感染防止策徹底で「第一歩」自粛明け初のOP戦 体温感知センサー&入場者全員にフェースシールド

[ 2020年6月15日 05:30 ]

オープン戦   亜大1―6NTT東日本 ( 2020年6月14日    亜大 )

<亜大ーNTT東日本>グラウンド整備の控え選手もフェイスシールド着用
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 東都大学野球リーグの亜大とNTT東日本が14日、練習自粛明け後初のオープン戦を行い、NTT東日本が6―1で亜大を下した。

 新型コロナウイルス感染防止対策で球場入り口にAI体温感知センサーを設置し、入場者全員にフェースシールドを配布。また、亜大ナインは試合前に抗体検査を受け、ベンチ内には次亜塩素酸水が噴霧された。これまでの自主練習では大声を控えていたが、矢野主将は「対策していただいたので気兼ねなくやれた」とし、生田勉監督は「第一歩を踏み出せたのは収穫」と話した。春のリーグ戦はリーグ戦方式での開催を断念したが、今後の試合開催のモデルケースとして期待される。関係者も多く視察に訪れ、東都大学連盟の瀬尾健太郎事務局長は「持ち帰って東都のやり方を考えたい」と語った。

 ≪4球団が視察≫4両チームに今秋ドラフト候補がそろい4球団のスカウトが視察した。亜大の遊撃手・矢野は体勢を崩しながらも確実にアウトを取る堅守を見せた。NTT東日本の遊撃手・上川畑も熱視線を注がれ、楽天の沖原佳典スカウトは「矢野は肩の強さが魅力。上川畑も守備力は十分」と評した。また、NTT東日本の新人右腕・稲毛田が先発し、3回完全で7奪三振の快投。「純粋に楽しかった。自粛期間での練習を生かせた」と振り返った。

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2020年6月15日のニュース