パリに立つ4大巨頭 長嶋、野村、王、稲尾 花の都で何語る

[ 2020年4月8日 09:00 ]

1963年12月、パリのエッフェル塔をバックにポーズをとる(左から)長嶋、野村、王、稲尾
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 【Lega-scene あの名場面が、よみがえる。~ON編~】昭和、平成の名場面や名勝負をスポニチ本紙所蔵の秘蔵写真からお届けする新企画「Lega―scene(レガシーン)」。第4回は、ONが球界のライバルとともに欧州旅行した若き日の貴重な一枚です。

 パリのエッフェル塔に
負けない存在感を示すのは
長嶋茂雄と王貞治
そしてリーグを超えた
ONのライバル
野村克也と稲尾和久だ。
4人が呉越同舟で
欧州旅行した際の
貴重な一枚だ。

 当時、フランスの航空会社が
セ・パ両リーグの
最優秀選手(MVP)と
優勝監督の4人を
フランス、イタリアなどを
2週間ほどで巡る
欧州旅行に招待していた。
ただし、監督は辞退して
チームで活躍した選手に
権利を譲るのが慣習だった。

 63年の優勝は
巨人と西鉄で
MVPは長嶋と南海の野村。
巨人監督の川上哲治が
2年連続本塁打王の王
西鉄監督の中西太は
最多勝の稲尾に譲った。

 荘厳な
サクレ・クール寺院に感嘆し
バチカン宮殿では
馬車にも乗った。
野球の話はほとんどせず
普通の若者の会話に熱中した。
長嶋は
今年2月11日に
野村が急逝した際に
「観光地を回りながら
いろいろな話をして
とても楽しかったのを
昨日のように覚えている」と
このときを懐かしんだ。(敬称略)

 ≪「何とかかんとか」フランスでも通じたミスター節≫1面のメイン写真には両手いっぱいに手土産袋を持った4人の姿があった。羽田空港には130人のファンとともに、巨人・川上監督も出迎えに訪れていた。記事を読むと、コメントが面白い。19日間の旅行で、出発前から風邪をひいていたという稲尾は「みんな持っていた風邪薬は俺一人で飲んじゃった」と話せば、王は「モナコではだいぶもうけてきた。日本じゃ弱いのにね。女性はやっぱりパリがいいな」と女性観を口に。「言葉に困った」と話した稲尾に対して、長嶋は「それでも何とかかんとか、結構通じちゃうんだ」とあっけらかんと話した。

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