侍Jにイチロー魂注入!稲葉監督、東京五輪金メダルへ夢プラン「熱い思い」ナインに伝えて

[ 2019年12月25日 05:30 ]

09年WBCでともに戦い世界一になったイチロー氏(左)と稲葉監督
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が来年の東京五輪金メダルへ、マリナーズのイチロー会長付特別補佐兼インストラクター(46)へアドバイスを求めるプランを温めていることが、24日までに分かった。イチロー氏は「学生野球資格回復制度」の研修会を受講したばかり。アマチュア野球の指導へ意欲を見せているが、日本代表のトップチームにも経験と知識を注入してくれるよう願った。

 イチロー氏の考えを侍ジャパンに注入することは、稲葉監督が17年の就任以来温めていた夢プランだった。勝負の夏はもう間近。稲葉監督は「イチ君はジャパンに熱い思いがある。今は面識のない選手も多い。会うことができれば、それだけでも何かを感じてくれると思う」と野球の求道者の精神が侍に伝わることを願った。

 将来的にアマチュア野球の指導も行うことを念頭に、イチロー氏は13~15日に学生野球資格回復制度の研修会を受講した。元々、プロ選手の指導に障害はない。ただ、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターの業務で多忙でもある。機会は限られるが、直接対面が実現すれば理想的。仮に対面できず助言を送るという形でも、侍戦士にその金言は響くと考えている。

 同じ愛知県出身で1学年違い。少年時代に同じバッティングセンターで、競うように打撃練習に励んだエピソードは有名だ。09年WBCはともに日の丸を背負い世界一。11月のプレミア12では、その時以来10年ぶりとなる国際大会のタイトルに稲葉監督が導いた。17年WBCでは稲葉監督が打撃コーチを務め、「動くボール対策」の助言を求めたことも。イチロー氏のマ軍会長付特別補佐就任時にメールを送るなど、交流は現在も続いている。

 稲葉監督は誰よりも熱い気持ちを持ち、現役時も、指揮官としてもチームを鼓舞してきた。同じチームで日の丸を背負い、イチロー氏のジャパンに懸ける熱さを感じてきた。プレミア12の勝因も「みんなが本当に世界一になりたい、なる、と本気で思っていた。熱いチームだった」と挙げた。真夏の五輪へ、経験や知識はもちろんのこと、イチロー氏の熱さも伝われば新たな化学反応が期待できる。

 盟友であり、世界を知るイチロー氏の金言を胸に、悲願の金メダルへ。「野球の研究者でいたい」と人生観を話す背番号51の考えが届けば、これほど頼もしいものはない。(後藤 茂樹)

《イチロー氏の1年》
 ▼3月21日 アスレチックスとの開幕シリーズ第2戦(東京ドーム)後、引退を発表。
 ▼4月5日 政府からの国民栄誉賞の打診に、辞退を表明。
 ▼9月14日 ホワイトソックス戦前に功績を称えるセレモニー。ユニホーム姿で登場し、英語でスピーチ。
 ▼12月1日 草野球チーム「KOBE CHIBEN」を結成し、智弁和歌山の教職員チーム「和歌山智弁」と対戦。「9番・投手」で先発フル出場して完封、打っては3安打と活躍。
 ▼12月15日 13日から計3日間にわたる「学生野球資格回復制度」の研修会受講を修了。

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