阪神・中田 藤浪と“ドライブ”談義「聞いてみたい」

[ 2019年12月25日 09:02 ]

<阪神練習>キャッチボールを行う中田(撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクからトレードで加入した阪神・中田賢一投手(37)が24日、移籍後初めて2軍の本拠地・鳴尾浜球場で自主トレを行った。今オフ初のブルペン入りで30球を投じるなど順調な調整ぶりをアピールした右腕は来年2月29日に予定される古巣・ソフトバンク戦での登板への意欲を口にした。以下は一問一答。

 ――年内に一度、鳴尾浜に来ておきたかったのか
 まだ一度も来てなかったので。(施設の)中の内情も分からなかったので。

 ――施設の印象は
 使いやすそうです。

 ――チームメートともあいさつしていた
 まだまだ少ないですけど、これからいろんな選手に会うのが楽しみです。

 ――ブルペン入りは例年通り
 ずっと(ヤフオク)ドームで練習していたんんですけど、例年同じような感じですね。ブルペンがコンサートとかで使えないので、ネットスローとかしかできないですけど。ずっとボールは握って。11月の3週目からボールは投げていってるので。肩自体はできてるので、キャッチボールの延長でやりました。

 ――来季は開幕が早い
 毎年、シーズン終わったら肩は1週間ぐらい休めるので。今回はこういう形でトレードが決まってからすぐ、自分では休んだので。来年早いというのももちろんあるし、早めに休んで早めに始めようという意識ではいたので。すごく今のところは思った通りというか、順当に来てる。

 ――生活の拠点は
 昨日引っ越してきました。

 ――キャンプ中の実戦は
 2週間ぐらい早ければ、さすがに急がないととなりますけど。今年はスタートも早めにしてるので。その感じで。一週早く始めてる意識でやってるので。そのままのペースで進んでいけば自然に実戦には間に合うと思う。

 ――助っ人も大量補強した。競争も
 どこのチームも来季の補強はすると思うので。自分の仕事ができるように。期待通りというか、しっかりとしたものをキャンプ中に見せていけるように。周り気にせず、自分のペースでどんどんやっていって監督、コーチに2月のある程度の段階でしっかりしたものを見せていきたい意識でいます。

 ――先発として勝負する
 先発としてやってきてます。どこでやろうが、どこでやってくれと言われようが、するつもりでいますけど、中継ぎのつもりで先発にはいけないので。体力的には先発でしっかりシーズン投げられるように、という意識でやっています。

 ――2月下旬にソフトバンク戦がある
 そういう風につなげたいんですね(笑い)。元チームメートに投げるのは楽しみですし、そこに合えば。何という気持ちで投げたら良いか分からないですけど、6年間お世話になったチームですし。監督、コーチ、選手には感謝しかないので。今こういう風に頑張ってますという姿を見せられたら。

 ――強力打線で腕試しになる
 凄いチームなのは間違いないので。その中で自分のアピールはしなくちゃいけないので。投げてる時は自分が今できることに集中すると思いますけど。

 ――オープン戦からアピール
 実戦でどんどん結果出していかないと、食い込めないチームと思いますし。チーム防御率もセリーグでナンバーワンでしたし、すごく良い投手陣だと思いますのでみんなで中継ぎ、先発含め抑えないにいかないといけないので。その中の一員にしっかり入れるように。

 ――オープン戦初戦も古巣中日との一戦
 シーズン中の交流戦もドラゴンズ戦のタイミング合ってるので。その点では変な意識をせず投げれた部分はあったので。特に投げにくいとかはない。

 ――実戦プランは
 監督、コーチが決めると思うので、そのスケジュールに沿って投げていって。オープン戦自体も1試合、1試合任せられるようにしないと開幕ローテーションには入っていけないので。この時に投げてくれと言われるようにやっていく。

 ――開幕ローテが目標
 それはもう全員目指すところですし、目指しているところ。自分のペースを守りながら、監督、コーチにアピールしつつ。チームメートともコミュニケーション取りながらやっていかないと。

 ――例年、2月の実戦プランは
 例年、2月の終盤ですね。その一個前の週に紅白戦投げて、最後に実戦(対外試合)投げてから戻ってきてた。それが一つ前になるかなという意識になるかな。2週目の終わりぐらいにはしっかり実戦で投げられる状態にしておきたいなと。最初は長いイニングではないと思いますが、短いイニングでしっかり投げていけるように。

 ――明日以降は
 年末年始は妻の実家の名古屋で凄そうと思っているので。向こうにゴールドジムもありますし、いろんなところで練習はできる。川沿い走ったり。ドライブラインというボールは壁さえあればできると思うので。投げることに関しては練習できる。さすがに硬球を壁にぶつけることはできないので。あのボールあるから投げる方もどこかの壁を探す形になると思う。

 ――ドライブライン導入のきっかけは
 2年前ぐらいからですね。ここ最近、日本にがっと入ってきてますけど。2年前の自主トレからやってます。

 ――きっかけは
 独立リーグで監督されてた養父鉄さんという方がいて。元々、向こうでも野球されてて、ドライブラインというものを寺原とやってる自主トレに持ってきてくれて。その時は頼まないとボールも買えなかった。日本にまだ入ってきてなかったので、一式準備してもらって。トレーニング方法も聞いて続けてる。

 ――メリットは
 いろんなところにある。ボール自体が柔らかいので、柔らかく腕を使える意識がありますし、いろんな重さを持って投げるんですけど。重たいボールを持てばパワー系の、力入れなくちゃいけいので。軽いボールは神経系というか、普通のボールより速いスピードで投げれるので。要はトレーニングも含めて、神経系の練習だと思うので、自分の今投げてるスピード以上のスピードが軽いボールでは出るので、その意識を体に叩き込んでいる。普段の野球のボールでもそのスピードで投げれるように。一番の目的はスピードを落とさないこと。僕自身もその意識は。来年38歳になりますけどその(スピードへの)意識はこだわっていきたいので。継続して使ってます。

 ――藤浪とも意見交換できる
 聞いてみたいですね。ソフトバンクも秋季キャンプで入ってると聞いて。なんで僕がいない時に入ってるんだと思いましたけど(笑い)。行った選手からその話も聞きましたし。また(藤浪は)細かくやってると思うので聞いてみたい。いろんなところからいろんな情報を聞いてみたい。僕自身が(モーションキャプチャー)貼り付けて投げてないので。

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