中日 OBの李鍾範氏 コーチ研修で来季から帯同

[ 2019年11月22日 05:30 ]

中日時代の李鍾範氏
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 中日の加藤宏幸球団代表(60)は21日、球団OBの李鍾範(イ・ジョンボム)氏(49)が来季からコーチ研修のためチームに帯同することを明かした。「向こうから話があった。中日に縁のある選手。勉強をしたいということなので、断る理由がない」と説明した。

 李鍾範氏は韓国プロ野球で首位打者、盗塁王を獲得するなど「韓国のイチロー」と呼ばれ、98年に中日入団。99年のリーグ優勝に貢献するなど内外野で活躍し、01年のシーズン途中に韓国へ戻り12年に現役を引退した。

 引退後は指導者に転身。17年のアジアプロ野球チャンピオンシップでは韓国代表のコーチも務めた。加藤代表によると、李鍾範氏からコーチの勉強をしたいという申し出があり、渡航費や滞在費などは自費でまかなうという。来年2月の沖縄キャンプから1年間、主に2軍でコーチ修行する。与田監督も「我々が教わることもたくさんある。お互いに勉強できたら。チームを強くするため彼の力を借りたい」と歓迎した。

 さらに加藤代表は“親子入団”の青写真も描いた。李鍾範氏の息子でネクセンでプレーする李政厚(イ・ジョンフ)外野手(21)は今月行われたプレミア12の韓国代表に選ばれるなど、将来有望な選手。加藤代表は「お父さんがいることだし、息子の獲得も将来的に考えないとね」と含みを持たせた。
(徳原 麗奈)

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