藤浪 復活へ本拠地で勝負曲使う「自分の一番好きな曲にしました」

[ 2019年3月1日 05:30 ]

阪神・藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が28日、本拠地戦における投打両方の登場曲を一新することを明かした。ファンを公言する人気バンド「Mr.Children」の代表作「終わりなき旅」を登板時用に選定。屈指の名曲に逆襲にかける思いを込め、3月2日からのソフトバンク2連戦で予定する次回登板からの再発進を期した。

 きっと力を与えてくれる。輝きを取り戻すため長く険しい“旅”を続ける藤浪の背中を、力強く押してくれる一曲になるはずだ。

 「登板の時も今年は変えます。入団の時から(Mr.Children=通称ミスチルの曲を)使わせてもらっているんですが、自分の一番好きな曲にしました」

 昨季まで2年間使用した尾崎豊のカバー曲「僕が僕であるために」からの変更。例年オフにライブに足を運ぶほどの“ミスチルフリーク”として「プロ1年目から『終わりなき旅』を使ったら“ミーハーやな”と思われるのもあったので…」と満を持しての選曲であることを明かした。

 「終わりなき旅」は、1998年にリリースされたミスチル15枚目のシングル曲で、ミリオンセラーも達成した言わずと知れた代表ナンバー。過去には、マリナーズ時代のイチローなど数々のアスリートも戦いを前に耳にしてきた“パワーソング”でもある。

 「閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて」「もっと素晴らしいはずの自分を探して」「嫌なことばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう」など歌詞には過去2年、不振に苦しんできた背番号19の心情を表すような言葉がちりばめられている。

 甲子園大会で春夏連覇した大阪桐蔭時代の栄光だけでなく、幾多の試練も味わった聖地のマウンドに歩を進める際の“BGM”としては、これ以上ない曲と言っていい。

 今春キャンプでは1日300球に及ぶ投げ込みなど例年以上に腕を振る日々を過ごした一方、3度の実戦すべてで失点するなど計9回6失点。9四死球も数え、結果としては精彩を欠いた。今後は本格化するオープン戦へアピールの舞台が移り、次回登板は3月2日からのソフトバンク2連戦で予定する。

 高卒新人から3年連続2桁勝利を達成した幸先よいプロ人生のスタートから一転、近年は制球難の印象がつきまとう苦難の道を歩んできた。本人も「のるかそるか」と覚悟する勝負の1年。“閉ざされたドア”を開き、復活へ進みたい。

(遠藤 礼)

 ○…藤浪は打席登場曲も昨季の「I’LL BE」から変更し、同じMr.Childrenの「花〜Memento−Mori〜」に決めた。「“負けないように枯れないように笑って咲く花になろう”という歌詞で。打席までの10秒間に流れる部分ですごくいいと思うので」。昨年9月16日のDeNA戦ではキャリア初の満塁本塁打も放った「打者・藤浪」のこだわりを込めた。

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2019年3月1日のニュース