ソフトB 大竹 開幕ローテ入りに前進「テンポ良く投げられた」

[ 2019年3月1日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク0―2ロッテ ( 2019年2月28日    アイビー )

3回を無失点に抑えた大竹(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・大竹耕太郎投手(23)が28日、「球春みやざきベースボールゲームズ」のロッテ戦に先発し3回2安打3三振無失点の好投を見せた。2月は紅白戦を含めた実戦3試合で7回無失点とアピール。目標に掲げる開幕ローテーション入りに前進した。

 キャンプ地・宮崎での最終戦。2年目左腕の大竹が、確かな手応えをつかんだ。「投げていて気持ち良く、テンポ良く投げられた。自分は150キロを投げられるわけではない。コーナー、低めに制球するしかない」と3回を39球でまとめた。

 打者11人に対し、初球ストライクは8度。新外国人のバルガスは緩いカーブ2球で追い込み、最後は内角低め直球で見逃し三振を奪った。「初球のストライク率が高い方が打ち取れる確率は上がる。ストライクゾーンに投げるのがテーマだった」と振り返った。

 1月の自主トレから、左膝が深く折れるフォームの修正に取り組んだ。医療用のギプスを装着してのキャッチボールなど、キャンプでもフォーム固めに時間を割いてきた。だが、マウンドで思うような球が投げられず「フォームを良くしようとする手段だったのに、投げ方自体が練習のフォームになっていた」。映像で自身のフォームをチェックし、体重移動がスムーズにできる形を模索した。

 「新球」にも手応えがあった。昨季は120キロ台前半で曲がりの大きいスライダーだったが「今はカット気味に、小さい曲がりにしている。130キロくらいちょっと出る」。3回には岡に投じた内角スライダーで見逃しストライクを奪うなど、取り組みは成果に表れた。

 工藤監督は「緩急を使って落ちる球で打たせる。今日はそれが出ていた」と目を細めた。チームは宮崎での実戦3試合は3連敗となったが、開幕ローテーション入りを狙う大竹の好投は、明るい材料となった。

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2019年3月1日のニュース