プロ熱視線!知徳の大型右腕・栗田 直球の回転数は則本レベル

[ 2019年3月1日 17:50 ]

知徳の大型右腕・栗田
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 暖冬に投げ込みのピッチが上がる。順調。そして期待が膨らむ。静岡県内で最もプロから熱視線を浴びる知徳のMAX141キロ右腕の名は栗田和斗(2年)。1メートル87の身長に対し体重は自宅通いから昨年8月の入寮以来、約半年間で15キロ増の88キロにまで到達した。10キロのロードワークといった走り込みも手伝い、幅と厚みの出た体から繰り出される重く、スピンの効いた直球には伸びしろしか感じない。

 「春に145キロを超え、県で優勝して東海大会へ行くこと。夏には150キロ以上を出して甲子園で勝つのが目標です」

 日本高野連で球数制限が議論されていようが関係ない。肩のスタミナは投げ込んでこそ身につくもの。月曜の練習休み以外は必ずブルペン入りし最大230〜240球、少なくても70球は投じる。凄いのは球の回転数だ。プロの平均が2200〜2300回転という時代に、2696回転を記録。楽天のエース右腕・則本昂大投手(28)レベルで、U―18日本代表のアシスタントコーチとして日本ハム・吉田輝星投手(18=金足農)らのボールを受けてきた原史彦副部長(32)は「ボールがミットに吸い込まれる。吉田の球筋に近いし、捕っていてワクワクします」と表現した。

 昨年12月から社会人野球のJR東日本、今月にはヤマハの練習に参加して刺激を受けて帰ってきた。ヤマハでは投球練習を見届けた石井隆之投手コーチ(43)が「高校生の投手でこれだけ魅力のある投手を見たことがない」と絶賛。150キロ右腕のフェリペ・ナテル投手(29)には体重移動を教わり「上げた左足裏を捕手に見せることで自然と軸足に体重が乗るから」と助言を受け「下半身が使えればもっとスピードが出る」と背中を押された。

 昨季まで困った時はチーム投手陣にとって“伝家の宝刀”、スプリットの連投でピンチと向き合ってきた。しかし、今は違う。

 「真っすぐで三振を取れるような投手にならないとプロでは通用しない」

 生まれ変わった栗田が3月30日、沼津東との春季東部地区予選を皮切りに成長の一途をたどる。 (小澤 秀人)

 ◆栗田 和斗(くりた・かずと)2002年(平14)2月19日生まれ、静岡県富士市出身の17歳。丘小3年から丘少年野球団で野球を始め、1番・捕手で活躍も県大会出場はなし。岳陽中では3年春に5番・捕手で全日本少年軟式野球県大会出場(1回戦敗退)。知徳入学後に投手に転向し、2年秋からエース。1メートル87、88キロ。右投げ右打ち。50メートル走6秒4。家族は両親と兄、弟。血液型O。

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