第2の人生でも阪神を支え続ける12年ドラフト同期・緒方&小豆畑

[ 2018年12月15日 11:00 ]

阪神の緒方凌介(左)と小豆畑眞也
Photo By スポニチ

 2019年度の新人選手も発表され、来季に向けて動きだしている阪神。そんな中、今季限りで戦力外通告を受けた12年ドラフト同期の2人は球団スタッフとして歩み始めている。

 12月1日付で広報部に異動した緒方の選手人生は、けがによって幕を閉じた。「フェニックスリーグで膝をけがした時に、もう選手として厳しいかなと思った」。宮崎で開催されていた10月15日のフェニックスリーグ・日本ハム戦で二盗を試みた際に右膝を痛めて負傷交代。その時に頭の片隅に「戦力外」が浮かんだという。

 PL学園、東洋大を経て12年ドラフト6位で入団。俊足巧打の外野手として期待されたが、6年間で1軍出場は51試合にとどまった。17、18年は1軍出場すらできなかった。

 「もう未練はないです。今後は選手上がりの広報としてフロントと選手の架け橋的な存在になれれば」。すでに、選手の契約更改交渉後の会見に立ち会うなど、スーツ姿でまだ慣れない、新たな仕事に励んでいる。

 西濃運輸からドラフト4位で入団した小豆畑は、ブルペン捕手として新たなスタートを切った。強肩捕手として期待されたが、打撃面で伸び悩んだこともあり1軍出場を果たすことはできなかった。それでも、ファームでは人一倍声を張りあげ続け、目の前のことに黙々と取り組む姿勢は若手の手本となっていた。10月6日のファーム日本選手権(宮崎)で巨人を破って日本一を達成した際には、矢野2軍監督(当時)から「アズはよくチームを盛り上げてくれた」と“チームMVP”に名前を挙げられた。

 ただ、プロは結果の世界。戦力外通告を受けた直後は「覚悟はしていた。驚きはなかった」と振り返る。その後に球団から打診を受け「裏方としてやらしていただくことになったので多くの選手が報われるようにサポートしていきたい」と心機一転を決意した。

 緒方、小豆畑ともに選手としてのキャリアを終えたが、第2の人生で阪神を支え続けていく。(記者コラム・長谷川 凡記)

続きを表示

「第101回(2019年)全国高校野球選手権」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2018年12月15日のニュース