阪神・西に聞く「結果を出せば期待に応えてくれるファンが多い」

[ 2018年12月15日 05:30 ]

背番号16のユニホームを身に着け、フォトセッションを行う西(撮影・北條 貴史)  
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 【阪神・西に聞く】

 ――阪神のユニホームを着た気持ちは?

 「うれしいです。なかなか、選べる機会というのはFAしかないと思っていますし、そういう機会で縁があって、阪神タイガースのユニホームを着ることができたので、ここから身を引き締めて自主トレを頑張り、キャンプを迎え、シーズンに入っていきたい」

 ――自身のユニホーム姿は見た?

 「まだですね。これから着て感じたい。明日(15日)の新聞とかにも出ると思うのでチェックしたい」

 ――移籍を決めた一番の理由は?

 「環境と、前も言いましたけど、いろんな考えがある中で自分が一番合っている球団が阪神だと思い、お世話になることに決めました」

 ――具体的にどこが合っていると?

 「自分のプレースタイルだったり、甲子園が広いということで自分が有利なのかなと思いました。たくさんのファンが熱く応援してくれるのでそれに後押しされて投げてみたいなと思いました」

 ――相談された方はいたか?

 「たくさんいるなかで一番は家族に相談しましたし、本当に親身になって相談を聞いてくれる人もいた。人に恵まれて、こういう結果になったと思う」

 ――家族は?

 「自分の決めたことにうなずいてくれるだけだったのですけど、そういうこともあって、何とか安心して(この日を)迎えられました」

 ――阪神のイメージは?

 「ファンが多い。ヤジもありましたけど、良い意味でも悪い意味でも結果を出せば期待に応えてくれるファンが多い。チームに関しては本当に中継ぎが強いという。7回、8回、9回となれば点が取れないイメージだった」

 ――矢野監督からは「13勝」という声も聞かれた。数字への意識は?

 「自分の中ではイニングを重視して一つでも中継ぎの負担を減らしてチームに貢献できるようにしていければいいなと思っているので、しっかりとイニングを稼いでいきたいと思います」

 ――投球回は大事にしている?

 「けがしてもダメですし、イニングを食うことができなければ中継ぎに負担なり、後々チームに負担をかけてしまうことが多い。平均的に6、7、8回と仕事を全うできるようにシーズン中は考えて生活していきたい」

 ――数字はモチベーションの一つになっていく?

 「勝ち星もそうですけど、そこは気にせずに自分が投げることを全うすれば付いてくることだと思っているので、力が発揮できるように頑張っていければいいなと思う」

 ――ご自身が考える西らしさとは?

 「コントロールよく、テンポよく、野手のリズムで攻撃に移すという考えをもって投げていければと思う」

 ――来季に向け、より高めていきたいことは?

 「あまり考えずに。他球団に移籍すれば必然的に気持ちの面でも自分に変にプレッシャーをかけてしまうので、何も考えずに自然体でやれれば。そこから来年、再来年と改善するところが出てくると思うので、そういう考えをステップアップしていければ」

 ――完封への意識は?

 「完封、完投して次の試合が1回、2回で終わってしまうぐらいなら、7回くらいをコンスタントに投げた方がいいと思う。できるのであれば狙いたいですけど、なるべくはチームのために何が必要か考えながらやれれば」

 ――阪神の若手で接してみたい選手は?

 「全員ですね。コミュニケーションは大事だと思っていますし、いろんな選手がいると思うので吸収する部分も出てくると思う。積極的に声をかけてきてほしいですし(自分からも)声をかけにいきたいと思います」

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