大阪桐蔭・根尾ら4人衆はどこの球団へ? ドラフト直前クロストークで本音激白

[ 2018年10月24日 15:00 ]

(左から)大阪桐蔭の柿木、根尾、藤原、横川の4選手
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 プロ野球の「ドラフト会議」は25日に都内で開催される。最大の注目は、今夏の甲子園大会で史上初2度目の春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭だろう。ドラフト1位候補の二刀流・根尾昂内野手(3年)や藤原恭大外野手(3年)、柿木蓮投手(3年)、横川凱投手(3年)の4選手がプロ志望届を提出。4選手はどこの球団に指名されるのか? 運命の日を目前に控え、4選手がクロストークで夢を語った。

 ―プロ志望届を提出し、今どんな気持ちですか?

 根尾 力不足なところをしっかり補っていくのが今の時期だと思います。上のレベルで通用する体をしっかりつくっていきたいという意気込みで今はずっと練習しています。

 横川 僕の場合はこの3人と違って、一人だけ高校ジャパンに入っていないので、その分、自分が一番下だなということを感じています。だから、今の時期にしっかり差を埋められるように、その差をなくすようにしています。プロから指名があれば、いいスタートが切れるようにしっかり準備していきたいなという気持ちです。

 柿木 U18を経験し、大学ジャパンなど上のレベルの方々と野球させてもらって、今の自分のレベルの低さを感じました。焦りも感じています。

 藤原 自分はケガが多い。プロに入って1年目にケガする人も多いので、この時期を大事にし、しっかり体づくりをしています。

 ―いつからプロ野球選手に憧れ、本気で目指し始めたのはいつからですか?

 根尾 憧れていたのは小1とか小2くらいの時。プロでやりたいと思ったのは中2か中3くらいですね。

 ―具体的に、この選手みたいになりたいとかはありましたか?

 根尾 僕が小2、小3くらいの時は中日ドラゴンズが強かった時期で、いろんな選手がいましたし、応援していました。プロの世界が華やかに見え、そこにひかれました。

 横川 僕が野球を始めたきっかけは小2の時。2009年の第2回WBCです。自分もこういう舞台で野球がしたいなと思いました。その目標が明確になったのが、昂(根尾)と一緒で、中2や中3くらいです。

 柿木 自分は小学校でなんとなく野球を始めました。いとこのお兄ちゃんについて回っていました。中3で大阪桐蔭への進路を決めた時、家を出てやるのならトコトンやりたいなと思いました。その時にプロでもやりたいと決めました。

 ―プロ野球選手になりたいというのは大阪桐蔭を選ぶ時だったんですね?

 柿木 はい。

 藤原 自分も中2や中3で大阪桐蔭への進路を決めた時です。大阪桐蔭へ行くなら、プロ野球に進みたいと思いました。

 ―お互い意識するところはありますか?

 柿木 自分は意識しますね。恭大(藤原)は打者なのであんまり。やっぱり、横川や根尾が練習をやっていたら、もっともっとやらなアカンと思います。入学した時からずっとそうです。

 ―投手3人の関係ってどうんですか?

 根尾 僕だけ浮いています。

 ―どういうことですか?

 根尾 投手メニューに入っていないんで、投手は柿木と横川って感じです。

 柿木 昨秋から根尾は投げる機会が増えたので意識はします。

 横川 昨秋の近畿大会・近江戦でめっちゃ三振をとったじゃないですか。あれくらいから僕も根尾を意識しています。

 ―根尾君、ニヤニヤしてますけど?

 根尾 ずけずけ言われたら、照れますね(笑)。

 ―志望届を出すにあたって、ご家族と相談はしましたか?

 根尾 自分で責任をとるよう言われました。もう1ランク、2ランク上の世界に行くわけなので、もっともっとやらないといけないという危機感があります。

 ―U18アジア選手権で感じたことは?

 藤原 自分たちよりはるかに実力があったんで、それ以上に力を持っているのがプロ野球選手だと思っています。今のままじゃ、まだまだ通用しないと感じているので、単純にもっと練習しないといけない。

 柿木 U18で戦った大学生とは同じ年にプロに入るので、まずその人たちに勝たないと。さらにまた上の人たちにも勝たないといけないので、危機感は強いですね。

 ―U18に選ばれた3人は、そこでどんなことを学びました?

 根尾 打撃や守備練習を見ていて、やはりこだわりと自分の技術を持っている選手は結果を残すということを学びました。大学生と高校生の差はそこ。韓国の選手は日本の選手よりも木製バットの対応で技術と慣れがあり、明らかに向こうの方が打撃は力強かった。力が必要だし、足りていない。

 ―藤原君は2年連続でU18日本代表なので、他の人よりも木製バットへの対応力がありそうですが?

 藤原 いいところも出ましたし、課題も多かったですね。自分は金属バットで本塁打にできるコースというのがあって、自分の得意な球がきた時に木製バットでは打ち損じや凡打になっている場面がすごく多かった。

 ―柿木君は?

 柿木 ブルペンでの作り方、過ごし方は参考になりました。高校野球と国際大会の違いも体験できた。プロでは移動してからの試合も多いと思いますので、いろんな経験ができて良かったです。

 ―金足農の吉田君とずっと一緒にいたと思いますが、吉田君がすごいなと思うことはありましたか?

 柿木 球質もきれいで、腰の縦回転がすごく上手だなと思いました。

 ―引退して、一番変わったことって何ですか?

 藤原 寮を出たことです。

 ―3人(柿木、根尾、横川)は寮ですよね? 寮で解禁されたことは?

 3人 朝風呂が解禁されました。

 柿木 目が覚めますね!

 ―今、寮の部屋は誰と一緒ですか?

 柿木 自分と根尾と山田健と飯田です。根尾は朝、起こしてくれないんですよ。山田と飯田は起こしてくれるんですが…。根尾は起きたらすぐ食堂に行くタイプです。

 横川 僕は小泉と小谷、湊です。柿木は一人暮らしが絶対アウトなタイプです(笑)

 柿木 目覚ましかけますまら。

 ―引退して、他にできるようになったことは?

 横川 部屋でテレビが見られるようになりました!

 柿木 あとは髪の毛ですね。

 ―藤原君、髪伸びるの早いですよね?

 藤原 はい!

 ―引退してから散髪にはいきましたか?

 藤原 はい。

 根尾 僕は2回、髪を切りました。伸びて気持ち悪かっんで。

 ―みんな、ワックスとか使い始めてるんじゃないですか?

 柿木 持ってますけど、まだ使ってないですね。

 藤原 使ってます!

 ―大阪桐蔭で過ごした時間はどんな時間でしたか?

 藤原 すごいメンバーとやらせてもらって、技術だけでなく、取り組み方や考え方も2年半ですごく学びました。寮の過ごし方であったり、私生活であったり、中学校の時では考えられなかったくらい成長できたと思います。

 ―一番しんどかったことは?

 藤原 1年冬のトレーニングです。きつかったです。でも、あれがあったからこそ甲子園で本塁打が打てたんだと思っています。

 柿木 僕は気が抜ける日がなかったですね。小学校、中学校だったら、自分がずっと一番野球がうまかったですし、一番うまいと思って野球をやっていました。大阪桐蔭に来たら、1年生の頃は3年生もすごかったですし、2年の時は徳山(早大)さんすごかったですし、3年になってからも同期がみんなすごかったんで、うかうかできないから常に競争でしたね。

 ―一番の思い出は?

 柿木 夏に最後までみんなと試合できたこと。最後の夏、優勝して甲子園のマウンドに集まったことです。

 ―きつかったことは?

 横川 2年半、真剣に野球をやりました。小学校や中学校は野球をただ好きでやっていただけでしたが、高校では野球をより奥深くできたんで、苦しいことや悔しいこともありましたが、最終的にこうやって春夏連覇できたんで、いい時間になりました。

 根尾 さっき柿木が言った通りで、毎日が競争。毎日毎日、試合を想定して練習してきた2年半でした。上のレベルでやっていくために、力をつけるという意味でもいい競争はできたのかなと思います。

 ―良かったことは?

 根尾 昨年勝てなかった時(昨秋の明治神宮大会で創成館に敗戦)にチーム全員でガッと一つになって春夏連覇できたというのが一番の思い出。辛かったのは1年の冬にトレーニングが厳しくて、自分もケガ(左太もも裏)をしましたし、そこから2年春の選抜大会は万全の状態で入れなかったので、秋から春にかけてが一番きつかったです。体がついていかなかったです。

 ―自分の性格をどう思いますか?

 柿木 誰とでも仲良くなれます。自信があります。コミュニケーションはとれると思っています。

 根尾 柿木はフレンドリーですね。

 横川 自分はマイペースです。

 柿木 マイペースというか、全員自分の事しか考えてないですね(笑)

 ―苦手なものってありますか?

 藤原&柿木 勉強です。

 根尾 早起きが苦手です。午前4時とか極端に早すぎたら起きられるんですけど。

 柿木 横川はカラオケです。

 横川 大嫌いですね。

 藤原 横川はクリスマスにある寮のカラオケ大会で「絶対70点出す」とか言ってたのに、結局60点で一番下でした(笑)

 横川 いや、一番下じゃないって! 下手くそですけど、みんなの前で歌うと、なんか緊張して声が出ないんです。

 ―お互い2年半で成長したなってと思うところはありますか?

 柿木 藤原は人前でしっかり話せるようになったよな。

 横川 特にインタビューがめっちゃうまくなったよな!

 根尾 柿木はマウンドで最初は肩をすくめる感じでしたけど、最後の方は胸をはる感じでしたね。

 柿木 横川はシャイですね。シャイやけど、マシになったんちゃう? みんなの前で歌えるようになっただけでも成長やな。

 横川 根尾はノリがよくなった! 関西に染まりましたね。

 柿木 根尾は成長したことより、落ちたことの方が多いんとちゃう? 勉強しなくなったし、不真面目になったし(笑)

 根尾 なってへんし!

 ―藤原君は根尾君のことをずっと意識していたと思います。どう思っていますか?

 藤原 全部がうまくなった。野球の技術すべて。打者として三振が減ったし、3年生になって本塁打も打つようになった。ヒットも毎試合のように打つようになったし、成長したなと思います。

 ―根尾君はどう思っていますか?

 根尾 藤原は昨年からU18に入ってレギュラーだったので、これぐらいじゃないとジャパンでレギュラーになれないのかと思い、必死に練習しました。

 ―高校生活のベストゲームは?

 藤原 今夏の甲子園の浦和学院戦です。一番打てましたから。

 柿木 自分は、昨年の国体の花咲徳栄戦です。ピンチも多かったんですけど、それでも抑えられた。成長できた試合ですね。

 横川 自分は、今夏の甲子園の高岡商戦です。自分のせいで夏を終わらせたくなかった。2回ほど危なかったですけど、抑えられたので、そこは成長かなって思います。

 根尾 自分は、良かったなと思える試合があんまりなかったです。投げる時は投げるだけになっていましたし、打者だったら打つだけでしたし…。

 藤原 それ、ずるいって! かっこつけんなや(笑)

 ―プロに入ったら、お互い対戦する可能性がありますね。

 柿木 藤原から三振とりたいです!

 藤原 まだまだ先の話。対戦できたら、いいんちゃうかなと思いますけど。

 横川 そういう舞台で対戦できるのはうれしいですし、勝ちたいと思います。三振とりたいです、自分も。

 根尾 楽しみです。ソワソワします。

 ―最後に夢や思いを教えてください。

 根尾 まずはプロで長くプレーできる体をつくること。自分のできることに集中し、技術と考え方を身につけていく。プロの一流を目指してやっていきたいです。

 柿木 プロで長く野球ができる体をつくり、その中で自分の長所を伸ばし、逆に短所をなくして信頼される選手になる。

 横川 僕も息の長い野球選手になりたいです。そのために今から体づくりをしっかりとやって、最終的には日本を代表する左腕になりたいです。見ている人たちに夢を与えられるような選手になるのが目標です。

 藤原 やっぱり長く野球がしたい。そのための体をしっかりつくっていきたいです。プロの世界でも自分のMAXなプレーをしたいなと思います。

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