広島・大瀬良&会沢 初バッテリー賞に喜び「獲りたかった賞」

[ 2018年10月24日 05:30 ]

最優秀バッテリー賞に輝いた広島の大瀬良(左)と会沢
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 スポーツニッポン新聞社が制定する「2018年度プロ野球最優秀バッテリー賞」(協力・一般社団法人電池工業会、協賛・イエローハット、東日印刷)の選考委員会が23日、都内で開かれ、パ・リーグは西武の多和田真三郎投手(25)―森友哉捕手(23)、セ・リーグは広島の大瀬良大地投手(27)―会沢翼捕手(30)に決定。4選手とも初受賞となった。また、巨人の菅野智之投手(29)は特別賞を受賞。4選手には賞金100万円、菅野には50万円が贈られる。

 今季獲得した最多勝と勝率第1位に加えて新たな称号を手にした広島・大瀬良は、「投手と捕手の2人で築くものを評価してもらったと思うので、また違った喜びがある」と声を弾ませた。

 今季27試合に先発して15勝し、そのうち会沢とは17試合でコンビを組んで9勝。会沢は3学年上の先輩ながら、お互いに意見をぶつけ合ってから試合に臨んだ。今季は、これまでめったに見られなかったサインに首を振る機会も増え「今年は、アツ(会沢)さんの配球の色に僕の色も混ぜる感じ。去年よりお互いに一つ上のステージに行けたのかなと思います」と信頼関係はより強固になった。

 特に「投手有利のカウントにしよう」と何度も確認し合った。大瀬良の飛躍を導いた会沢は「一番良くなったのは真っすぐと、フォームの安定。コミュニケーションも去年より取ったと思うし、不安なく入れた」と振り返った。広島では16年の野村―石原以来の受賞となり「獲りたかった賞。とてもうれしい」と喜んだ。 (河合 洋介)

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2018年10月24日のニュース