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沖学園 異色の元空手家・柴田、柿木に“一撃”ならず「さすが、プロ注目投手」

[ 2018年8月13日 19:56 ]

第100回全国高校野球選手権記念 2回戦   大阪桐蔭10―4沖学園 ( 2018年8月13日    甲子園 )

<大阪桐蔭・沖学園>9回1死二塁、代打・柴田は柿木の前に三振に倒れる(撮影・井垣 忠夫)
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 今秋のドラフト注目右腕を相手に、ほろ苦い“正拳突き”となった。沖学園の背番号「17」柴田仁魁(じんと)外野手(3年)は、6点を追う9回1死二塁で代打で甲子園初出場。9回から登板した2番手右腕・柿木蓮のスライダーに空振り三振を喫した。

 「すごい球でした。さすが、プロ注目投手。でも楽しかった」。

 沖学園は個性派ぞろいだった。平川捕手は、中学2年まで水泳に打ち込み、軟式野球から野球歴5年目で甲子園出場。柴田も中学から野球を始めて6年目の甲子園出場だった。

 もともとは、空手家。防具着用の実戦型フルコンタクト、千唐流(ちとうりゅう)空手を9歳から初めた。吉塚中3年時には九州大会で準優勝。ただ中学1年のとき、軟式野球部に体験入部した際のロングティーが楽しくて、高校からは野球に集中した。

 「僕は、もう勝負を挑まれても手を出しませんし、戦いません。よけます。ただ野球では、遠くに打球を飛ばすのが、めちゃくちゃ面白いんです。試合に出るなら代打。一発かましたいです」。ぶっとい腕で通算本塁打は2本。8回からバットを振ったが一撃ならず。結果は出なかった。

 「不完全燃焼ですね。今まで空手は個人競技でしたが、野球は協力しないと上にはいけない。仲間、甲子園は一生の財産になりました。また野球をやりたくもなりましたね」。同級生との別れに最後まで熱い涙を流していた男は、優勝候補との敗戦で聖地で野球の醍醐味を知った。

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