槙原氏 新庄氏に打たれた敬遠サヨナラ打で「引退が早まったのも事実」

[ 2018年5月24日 19:32 ]

MBS系「サタデープラス」で阪神・新庄剛志氏に打たれた1999年の敬遠サヨナラ打について語る槙原寛己氏
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 元巨人投手で本紙評論家の槙原寛己氏(54)が26日放送のTBS系「サタデープラス」(土曜前8・00)で元阪神外野手・新庄剛志氏に打たれた1999年の敬遠サヨナラ打の秘話について語っている。

 同年開幕時点で通算155勝。抑え不在の投手事情からリリーフ転向し、通算200勝をあきらめたシーズンだった。

 長嶋茂雄監督とは「勝ち試合の1回しか使わない」などの約束が交わされていたが、起用されたのは4―4の延長12回。試合終盤から「勝ち越したら行くぞ、肩を作っとけ」と指示され、準備していただけに「ちょっと違うんじゃないの、長嶋さんって思いましたね」。

 1死一、三塁。その2球目、打席後方に立った新庄氏に伸び上がるようにバットを伸ばされ、三遊間を抜かれた。

 「リリーフは厳しいだろうなとその時、思いました。引退が早まったのも事実でしょうね」

 翌年から2年間勝ち星なく現役引退した槙原氏。1985年、ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布のバックスクリーン3連発もあった甲子園球場での因縁の阪神―巨人戦。選手生命を左右した1球だった。

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2018年5月24日のニュース