大阪桐蔭に新星 4季連続Vへ2年生・中野が3ラン

[ 2018年5月19日 19:22 ]

春季大阪大会準決勝   大阪桐蔭6―3大体大浪商 ( 2018年5月19日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<大阪桐蔭・浪商>6回1死二、三塁、3ランを放つ大阪桐蔭・中野
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 大阪桐蔭が府大会4季連続優勝へ王手をかけた。大阪桐蔭は4回1死二、三塁から石川瑞貴(3年)の左翼線二塁打で2点を先制。6回には1死二、三塁から代打・中野波来(2年)が左翼へ3ランを放った。先発の横川凱投手(3年)は9回を被安打10の13奪三振、3失点で完投した。

 期待の長距離砲が公式戦初本塁打を放った。中野は6回に代打で登場し、左翼席へ豪快な3ラン。背番号8の2年生は「チームが苦しい状況でしたし、詰まってでも1本出したかった。たまたま風に乗りました。横川さんを助けることができて良かったです」と屈託なく笑った。連覇した選抜大会は1試合(2打席)に出場したのみ。選抜直後の練習試合で右手甲を骨折し、打撃練習を再開したのは3日前のことだ。

 今秋ドラフト1位候補の藤原恭大が右膝負傷の影響でベンチ外の今春。代わって背番号8をつけるとあって、首脳陣の期待の高さがうかがいしれる。西谷浩一監督は「左投手に特に強い。次の代にクリーンアップを打たせたいと思っています」と構想を描く右のロングヒッターだ。

 淡路島の出身。波来と書いて「はる」と読む。父はかつて「たこフェリー」で船長を務め、母はサーフィンが得意だったことから名付けられた。名前の由来は『いい波がくるように』――。2年生の新星がチームを加速させる。

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