離脱痛いけど…広島ジョンソン 任せろ大黒柱!パパになって心機一転

[ 2018年5月19日 05:30 ]

夫人の出産に立ち会うため一時帰国するジョンソン
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 広島は18日、クリス・ジョンソン投手(33)が第一子となる娘の出産に立ち会うため、米国に一時帰国すると発表した。開幕から先発ローテーションを守り続け、3勝をあげた左腕の離脱は痛手。それでもパパになっての再来日以降は、さらに輝いてくれるはずだ。

 ジョンソンがチームを離れることになった。娘の誕生が間近で、パパになる。夫人の出産に立ち会うための帰国。結婚3年目での子宝に自然と心は躍った。

 「待望の子どもですので非常にうれしく思います。(野球への影響は)自分が父になったことがないので、子どもの顔を見てみないと分からないですね…」

 チームにとっては痛手だ。故障した野村や不調に陥った薮田は2軍調整中。開幕先発ローテーション入りし、現在も守っているのは、大瀬良と岡田だけになる。助っ人の離脱に畝投手コーチは「せっかく調子が上がってきたところだったから、痛いには痛い」と本音を吐露した。

 最近2試合は、ともにクオリティー・スタート(6回以上、自責点3以内)を達成。それ以前の2試合はともに5回で降板していただけに、状態は上昇傾向に入っていた。しかし、当の本人に満足感は一切なかった。

 「ここまで、ふがいない投球もあった。いいときと悪いときを繰り返してしまった。少し日本を離れるので、戻ってきたときに安定性を出せるようにしたい」

 本領発揮へ、米国での調整プランはバッチリだ。故郷のミズーリ州にある母校、ブルー・スプリング高で自主練習を行う。ブルペン捕手もすでに準備済みで、シート打撃登板も予定している。

 「重要な時期に離れるのは心苦しいけど、チーム状態はいいので、彼らに少しの時間を任せて、自分はやれることをやりたい」

 30日に再来日予定で、高ヘッドコーチは登板回避について「1回か2回になると思う」と言及したように、大きな穴を空けるわけではない。ここまで8試合に先発し3勝2敗、防御率3・53。15勝をあげ沢村賞を受賞した16年には防御率2・15だったことを考えれば、本領はこんなものではない。パパになって、さらに輝く。(河合 洋介)

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