田沢 戦力外 今季中の日本でのプレーはルール上できず

[ 2018年5月19日 05:30 ]

ナ・リーグ   マーリンズ0―7ドジャース ( 2018年5月17日    マイアミ )

<マーリンズ・ドジャース>1イニングを3失点だった田沢。試合後、事実上の戦力外が発表された(AP)
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 マーリンズは17日、田沢純一投手(31)をメジャー登録の前提となる40人枠から外し、事実上の戦力外とした。1イニングを3失点だったドジャース戦の試合後に発表された。2年契約最終年の今季は22試合で1勝1敗、防御率9・00だった。

 今後はウエーバー公示を経てトレード、傘下マイナーに合流、自由契約などの可能性があり、10日間以内に処遇が決定。NPBのドラフトを経ずに渡米したため、今季中に日本でプレーすることはできない。田沢は球団を通じ「気持ちを入れ替え、いいものを出せるようにして、また戦いの場に戻りたい」と英文で声明を発表した。13年はレッドソックスで世界一に貢献し、昨季は日本選手の新記録となる5年連続50試合登板を達成。米球界10年目に試練を迎えた。

 ▽日本球界への復帰には NPBのドラフト指名を経ず海外プロ球団でプレーした選手がNPBでプレーするには、ドラフト指名が条件。また、08年に田沢がレッドソックス入りした後に「ドラフト対象選手がNPBの指名を拒否して海外でプレーした場合」として、海外球団との契約終了から大卒・社会人は2年間、高校生は3年間の指名凍結を実行委員会で決定した。田沢が来季日本でプレーするためには、この取り決めを改定、撤廃する必要がある。

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2018年5月19日のニュース