松坂 4・5巨人戦先発へ 4日左腕ガルシアで1日ずれた

[ 2018年3月28日 05:48 ]

打撃練習を行った松坂(右)
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 中日・松坂大輔投手(37)が4月5日の巨人戦(ナゴヤドーム)に先発することが27日、分かった。本拠地開幕となる2カード目は、右の柳裕也投手(23)、左のオネルキ・ガルシア投手(28)、右の松坂とジグザグに並べる見込み。大リーグから国内復帰4年目で、西武時代の06年9月19日ソフトバンク戦以来4216日ぶり、日米通算165勝目を目指す。

 右肩手術からの復活を目指す男の移籍デビュー戦がついに決まった。用意されたのは4月5日の巨人戦。一時は4日の先発が有力視されていたが、新外国人左腕ガルシアのローテーション入りのメドが立ったとみられ、松坂に代わり4日に先発する見通しとなった。

 松坂の登板を1日ずらすことにより、巨人との3連戦を3日の先発が濃厚な柳から右→左→右とジグザグに並べることが可能となった。松坂にとっても、十分な間隔を空けて調整を進められるメリットもある。オープン戦最終登板となった25日のロッテ戦では今季最多となる5回、93球を投じた。登板翌日からキャッチボールを行い「普通の肩の張りです」と右肩の状態に問題はなく、調整は順調だ。ただ、森監督は「あとは回復力がどうかになる」と話しており、あくまでも無理をさせない方針。中10日と準備期間を十分に設け、先発マウンドに上がることになる。

 本来なら先発投手は登板2日後は休日となるが、松坂はこの日、ナゴヤドームでの全体練習に参加した。キャッチボールなどを行ったあとは先発陣で打撃練習を行い、柵越えも1本放った。チームは敵地の広島で開幕を迎えるが、1軍の公式戦の雰囲気などを知るため、遠征に同行し、調整を進める予定だ。

 「オープン戦で出た課題をシーズンで出さないように、もう少し状態を上げていきたい」と話していた松坂。右肩の故障で昨季まで所属したソフトバンクでの3年間は、16年の1試合だけに終わった。国内での公式戦先発は西武時代の06年9月26日ロッテ戦以来、4209日ぶり。日米通算164勝を誇る37歳の右腕が4月5日、ナゴヤドームのマウンドで巨人を相手に復活への歩みを刻む。

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2018年3月28日のニュース