彦根東“４度目の正直”で春初勝利！高内逆転３ランで慶応に競り勝つ

第９０回選抜野球大会第６日・２回戦   彦根東４―３慶応 （ 2018年3月28日    甲子園 ）

＜第１試合　慶應義塾・彦根東＞８回表２死一、三塁、彦根東・高内は左越えに３点本塁打を放ち川嶋（左）とタッチ
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　第９０回選抜高校野球大会の第５日は２８日、甲子園球場で２回戦の計３試合が行われ、第１試合は彦根東（滋賀）が４―３で慶応（神奈川）に１点差で競り勝ち、選抜大会４度目の出場で初勝利を挙げた。

　彦根東は増居、慶応は生井の両左腕が踏ん張り、５回までは互いに走者を出しながらも無得点。均衡を破ったのは彦根東だった。６回、２番・今井と朝日の連続内野安打と相手失策で１死満塁とし、５番・山岡の二ゴロの間に先制点を挙げた。

　慶応は７回、大川の右前打と２四球で無死満塁とし、８番・善波が左中間を破る２点適時打を放って逆転に成功。しかし直後の８回、彦根東は朝日の三塁打から１死一、三塁とすると、６番・高内が左翼ポール際へ再び試合をひっくり返す３点本塁打を放ち、シーソーゲームに決着をつけた。

　両チームとも先発左腕が完投。彦根東の増居は伸びのある直球で要所を抑え、１４９球を投げて５安打３失点。慶応・生井は１１安打を打たれながらも１４７球を投げ抜いたが、勝利を呼ぶことはできなかった。