センバツ決定後に身長191センチに!松山聖陵・土居、ケガ響き5失点も…さらなる成長誓う 

[ 2018年3月28日 17:52 ]

第90回選抜野球大会第6日・2回戦   松山聖陵5―8近江 ( 2018年3月28日    甲子園 )

<近江・松山聖陵>6回2死一、二塁、隅田(左)にボールを手渡して降板する松山聖陵・土居
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 「伊予の豪腕」が不完全燃焼のまま初戦で散った。松山聖陵の先発・土居豪人は初回三者凡退の立ち上がりを見せながら2回、6安打を集中され5失点。3回以降も小刻みに追加点を許した。

 「コースが甘くなったボールを打たれ、厳しいところは選ばれた」

 昨秋の時点ではMAX144キロだった直球は、この試合で自己最速147キロをマークしたものの、近江打線のミート打法に攻略された。

 荷川取秀明監督は「土居は股関節を痛めてからトレーニング出来なかった。彼には今後成長してほしい」と本番前のアクシデントが響いたことを認めた。

 今月7日から12日までの沖縄遠征でシャドーピッチングを繰り返し、リリースポイントの修正に取り組んだ土居だったが、思い通りの投球を取り戻すには至らなかったようだった。

 それでも、夏に向けて楽しみな素材であることは変わらない。身長も選抜出場が決まってからさらに伸び、1メートル91に。体の使い方を覚えれば150キロオーバーも狙えるはずだ。「しっかり力をつけて、コースに投げられるようになって戻ってきたい」。土居は体で感じた宿題に向き合い、高校最後の夏に備えることを近い甲子園を去って行った。

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