DeNA 0勝腕が開幕ローテ入り 1軍登板なしも故障者相次ぎ抜てき

[ 2018年3月28日 05:30 ]

投内連係で軽快な動きを見せる京山
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 DeNAの京山が開幕ローテーション入りし、3戦目となる4月1日のヤクルト戦(横浜)に先発することが有力となった。1軍に合流した19歳の2年目右腕について、ラミレス監督は「先発ローテーションでやってもらうと思う。制球が良く、カットボールも非常に良い」と話した。

 1軍登板経験がなく、異例の抜てき。開幕投手候補だった今永、浜口、ウィーランドが相次いで離脱したことで白羽の矢が立った。10代で開幕ローテーション入りして登板し勝利すれば、球団では1989年の野村弘樹以来29年ぶりで、京山は「不安よりも楽しみな気持ちの方が勝っていますね」と目を輝かせた。

 今春のキャンプもスポット参戦を除けば2軍で過ごし、オープン戦登板も1試合だけ。ただ、その1試合で輝きを放った。阪神戦に先発し5回無失点。その後も2軍暮らしが続いたが、イースタン・リーグでは開幕投手を務め、25日のオープン戦全日程終了直後に1軍合流を伝えられた。

 もっとも、ただ若武者に重責を背負わせるだけではない。ラミレス監督は「先発投手に勝ちが付くとかはこだわらない」と5回を待たず、中継ぎ投手をつぎ込む考えだ。故障禍の影響で先発ローテーション5人は平均年齢23・2歳と若く、経験も少ない。指揮官は中継ぎに配置転換した井納を「7回の男」に指名し「三上、砂田を5回から使える。これは大きい」と昨季の勝ちパターンを序盤から惜しみなく投入する。 (後藤 茂樹)

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