上原10年ぶり巨人復帰も 米FA市場停滞で国内球団も選択肢

[ 2018年3月1日 05:30 ]

巨人時代の上原
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 カブスからFAとなっている上原浩治投手(42)に、日本球界復帰の可能性が浮上していることが28日、分かった。巨人に10年、大リーグに9年在籍した右腕は、日米10年ずつのプレーを目標に米球団とのメジャー契約にこだわって交渉。しかし、米国のFA市場が例年になく停滞する中、自身のツイッターで「自分は、やっぱり『野球』が好きです。現役でやれる幸せを、もっと感じないといけないですね」と国内球団に選択肢を広げる可能性を示した。

 10年ぶりに日本復帰となれば、複数球団が獲得に乗り出すことが予想される。古巣・巨人の鹿取義隆GMは「相手と話していないので何も言えません」とし、獲得への興味についても「相手のあることなので何も言えません」と慎重な言い回しに終始したものの、否定はしなかった。

 巨人はマシソン、カミネロの外国人コンビは計算できる半面、沢村が右肩のコンディション不良で昨季登板なしに終わるなど、盤石の救援陣形成に向けて補強の余地はある。また、経験豊富な上原の存在が、若手の底上げに好影響をもたらすことも期待できる。

 上原は1月20日に福島市で野球教室を行った際には「(メジャー契約がなく)マイナーだったらやめます」と話していた。日本選手初の「日米通算100勝100セーブ100ホールド」まであと10ホールド。右腕の決断に注目が集まる。

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2018年3月1日のニュース