ソフトB正義150キロ!1回完全 わずか7球で3人料理

[ 2018年3月1日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク3―0楽天 ( 2018年2月28日 )

8回無死、今江を遊ゴロに抑える田中
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 ソフトバンクの田中正義投手(23)が28日、楽天との練習試合に4番手で登板し、1回をパーフェクトに抑えた。寺原隼人投手(34)が右膝痛で登板回避し、急きょ巡ってきた対外試合初登板。直球は今季最速の150キロをマークし、3人をわずか7球で仕留めた。16年ドラフトで5球団が1位競合した右腕が初の開幕1軍へ、猛アピールした。

 ゆったりとしたフォームから、右腕を鋭く振った。8回、田中は先頭の今江を140キロの真っすぐで遊ゴロに打ち取ると、続く山下を2球で追い込んで今季最速となる150キロの直球で空振り三振に仕留めた。最後は三好を142キロの真っすぐで中飛に打ち取った。

 「緊張したけど、結果として3人で抑えられたのは良かった」

 昨季、田中のボールを受けていた元同僚の山下は「真っすぐが良くなってる。力感なく腕を振れてる。ムカつく〜」と3球三振に倒れ悔しさをあらわにした。田中は「球速にばらつきがある」と満足していなかったが、1回をわずか7球のパーフェクト投球。工藤監督は「今日のピッチングは彼の100%ではないと思う。常に腕が振れるようになれば100%を出せる」とさらなる成長に期待を寄せた。

 緊急登板にも動じなかった。1日の韓国・斗山戦に登板する予定だったが、寺原が右膝痛のために登板回避し、1日早く出番が回ってきた。「今日投げても、明日投げても変わらない。言われたところで結果を残すだけ」。1軍では初の対外試合。目の前のチャンスに集中した。

 刺激をマウンドで力に変えた。楽天の先発で3回無失点と好投した池田は、創価大の同期生。宮崎では同じ宿舎で、26日に再会し現状を報告しあった。開幕ローテーション入りへ前進した池田の投球を、ブルペン横のカメラマン席から見つめた。「バランス良く投げていた。今は自分よりレベルの高いところで争っているので、自分も早くそこに行かないと。1軍で投げ合えるように頑張りたい」と新たな目標を掲げた。

 工藤監督の構想では千賀、東浜、バンデンハーク、和田、武田の5投手は開幕ローテーション入りが当確。6番手を中田、石川が争っている。田中は中継ぎで開幕1軍生き残りを懸ける。「なんとか次にチャンスがもらえるようになったのかなと。短いイニングで自分のピッチングができるようにしたい」。春の到来とともに、田中が覚醒の予感を漂わせた。

 ▼楽天・今江(田中と対戦し、遊ゴロ)昨秋も対戦したけど、秋より良かった。2球しか見てないけど、腕の振りがゆっくりのところからピュッとくる感じ。

 ▼ソフトバンク・倉野投手統括コーチ (田中は)だんだん自分の球が投げられるようになってきた。次は複数イニングというのも考えている。

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