中日・森監督 松坂“放任キャンプ”容認「全部好きなように」

[ 2018年1月30日 06:25 ]

車に乗り引き揚げる松坂
Photo By スポニチ

 中日の森繁和監督が29日、テスト入団した松坂に対し「放任キャンプ」を容認した。ブルペン入りなど自己判断に任せる方針で「ゆっくりやらすというか、全部好きなようにやらす。いつからフリー打撃に投げたいとかもそう」と説明した。

 5年連続Bクラスからの巻き返しを図るべく、投手陣には2月1日のキャンプ初日から打撃投手指令が出されている。この日も柳や田島ら多くの投手がブルペン入りし、指揮官も「他の投手は早いと思うよ」と仕上がりの良さを認めている。

 一方で、松坂はテスト入団とはいえ日米通算164勝を誇る20年目のベテラン。森監督は「あれだけ投げているんだから、いつでも(ブルペンで)投げられると思う」と話すが、昨季は春季キャンプ、オープン戦と順調に調整を進めながら4月に右肩を故障したことを考慮しての親心だ。

 雨だったこの日、松坂はキャッチボールやノックなど軽めの調整で午前中で練習を終えた。今後のブルペン入りについて気候や体調を見ながらになるか問われると「そうですね」と話すにとどめた。

 連日、松坂の一挙手一投足に注目が集まる状況に、森監督は「松坂が来て気にくわないやつがいるかもしれないが(チーム的には)良いものが出てきている」と効果を早くも実感。「平成の怪物」の影響力は計り知れない。(徳原 麗奈)

続きを表示

2018年1月30日のニュース