清宮、米屈指のキャンプ地到着 充実施設に驚き「さすが」

[ 2018年1月30日 05:30 ]

キャンプ施設を見学する横尾(中央)と清宮(右)
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 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が28日(日本時間29日)、チームとともに春季キャンプ地の米アリゾナ州に入った。到着後は長旅の疲れも感じさせず、ダイヤモンドバックスが春季キャンプを行うキャンプ地施設を見学し、充実した設備に胸を高鳴らせた。1日(同2日)のキャンプインへ向け、29日(同30日)から当地で最終調整を行う。

 約2時間遅れでキャンプ地に到着。現地時間午後5時頃から始まった施設見学は、既に西日が差していた。将来的なメジャー挑戦を目指す清宮にとって、出発時のトラブル、約10時間のフライトの疲れも吹き飛ぶほどの刺激的な光景が目に飛び込んできた。

 「どこも凄いきれいでメジャーの施設は凄いなと思った。芝生がきれいでスタンドも広いし、びっくり。さすがですね」

 打撃ケージ、練習で使用するサブグラウンド、クラブハウスなどを次々に見て回り、気持ちが高ぶってくるかとの問いに「そうですね」と声を弾ませた。

 日本時間28日夜の成田空港では午後8時出発の予定が、搭乗直前に機体の不具合が見つかり、機体を交換。2時間の足止めとなったが、先輩がずらりと並ぶ機内でも、大好きな洋画を見るなどリラックスした様子だった。球団新人では唯一の1軍キャンプ。栗山監督は「やっぱり疲れてるよね。あまり話したことのない人たちばかりで気を使う」と心配したが、当の本人は「全然眠くない。(時差の調整は)結構いい感じ」とケロリと話し、大物ぶりを見せた。

 18日に痛めた右手親指も、谷一郎ヘッドトレーナーが「もう問題はない。あとは監督、コーチが決めること」といつでも本格的な打撃練習を再開できる状態に回復した。29日からは2月1日のキャンプインに向けて、自主トレを行う。

 「こういう環境に慣れることが大事。あとは体の状態をいいところまで上げられるようにしたい」。大リーガーがキャンプを張る夢の空間で、清宮が調整のペースを上げる。 (東尾 洋樹)

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2018年1月30日のニュース