ソフトB柳田 ハマスタ破壊弾再び フリーで“予行”ビジョンを直撃

[ 2017年10月31日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2017第3戦   ソフトバンク―DeNA ( 2017年10月31日    横浜 )

柳田はフリー打撃で快音を響かせる
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 冷たい夜風を切り裂いた。2勝0敗のソフトバンクは敵地に乗り込みナイター練習を実施。掲げられた旗が強風でちぎれそうなほどはためく中、柳田がフリー打撃の3スイング目で大きな当たりを放った。逆風をものともせず、大型ビジョンの下部に直撃する推定130メートル弾だ。

 39スイング中、柵越えは5本。満足はしていない。「明日は風向きが変わってほしい。逆風だったので、あとは風だけ」。それでも響いた衝撃音は、15年の一撃を思い出させた。6月3日のDeNAとの交流戦。1点を追う6回に三浦から放った12号ソロが大型ビジョンを直撃。DeNAのスタメン表示の「3番・石川」の左横に当たる推定140メートル弾で、LED照明が消えてボールの跡が黒い点のように残った。

 アーチへのこだわりは強い。常に本塁打狙いで打席に立つことに変わりはない。CSファイナルS第5戦で電撃復帰。ヒットは出ているものの「打ち損じばっかり」と苦笑いを浮かべる。ただ、痛めていた右脇腹の状態は良好で「大丈夫」とフルスイングを続けた。

 「ヒットは出ないより出た方がいいけど、ホームランを打ちたい」。横浜スタジアムでは過去10試合で打率・472、5本塁打、12打点と好成績。日本一へ王手をかける一発を放つ。 (後藤 実穂)

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2017年10月31日のニュース