大商大 4年ぶり明治神宮大会へ「うれしい 昨年、一昨年と逃していましたから」

[ 2017年10月31日 16:14 ]

関西選手権優勝で明治神宮大会出場を決め、富山陽一監督を胴上げする大商大の選手たち
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 明治神宮大会代表決定戦を兼ねた関西地区大学野球選手権大会は31日、大阪・南港中央野球場で決勝(第1代表決定戦)を行い、大商大(関西六大学)が関大(関西学生)を4―1で破り、4年ぶり4度目の出場を決めた。

 関西六大学リーグを10戦全勝で優勝を決めた際には「まだ喜ぶのは早い」と取りやめた胴上げで、富山陽一監督(52)は4度、宙に舞った。

 「うれしいですよ。素直に」と富山監督の表情は笑顔にあふれていた。「昨年、一昨年とこの関西選手権で負けて、神宮を逃していましたから」

 秋の神宮切符をつかむために、と夏場も休みなしで練習を積んだ。関東遠征にも自家用車を利用して移動するそうで、富山監督は半ば冗談、半ば本音で「オフは車の渋滞だけ。移動中に休んでおけよ」と話していた。「負けるということは何か理由があるはず。練習練習で粘りが生まれ、チーム力があがったのかもしれない」。今大会前の25日から全員が学内で合宿し、一丸体勢を強めていた。

 相手投手は今秋の関西学生リーグを62回連続無失点で終えた好投手・阪本大(4年=履正社)だった。監督は「いい投手なので特別な対策もない。とにかく強くはじき返すことだけ。ウチの打者は振れていたようだ」と話した。

 阪本大攻略の切り込み役となったのは2番を打つ主将の日下部(4年=福知山成美)だった。4回裏先頭で右翼線に三塁打を放ち、続く坂田(4年=広陵)の中犠飛で生還。阪本大の失点はリーグ戦の9月9日・京大戦以来で、連続イニング無失点を65で止めた。

 6回裏の勝ち越し・決勝点も先頭・日下部の右翼線二塁打が足場だった。バントで送り、4番・滝野(3年=大垣日大)が左前適時打した。7回にも植田(3年=興国)の二塁打から捕逸で加点。難敵・阪本大から3点を奪って、降板に追い込んだ。日下部は「相手の記録ストップを意識していたわけじゃない。とにかく次の1点、次の1点……というつもりが形になった」と話した。

 投げては関西六大学秋季リーグ、最優秀選手(MVP)の左腕・橋本(2年=大垣日大)が10三振を奪い、1失点で完投勝利を飾った。

 2回表先頭の松島恒(2年=履正社)に初球を左越え本塁打され、「完封を狙っていたが、完投に切り替えた。力の入れ具合、抜き具合を調整した」と、以後は内野安打1本に封じた。

 甲子園に出場した大垣日大1年時、阪口慶三監督(73)から「テークバックを小さくしてみたらどうだ」と助言を受けたフォームが「自分に合っていた」。球威も強まり、打者にとって球の出どころが見づらい、いわゆるスニーキーなフォームになっていた。

 秋季リーグから13連勝で4年ぶりの明治神宮大会に臨む。すでに決まっている組み合わせでは富士大(北東北)と対戦する。富山監督は「相手はどこでも同じ。とにかく関西の代表として恥ずかしくない試合をしたい」と手綱を締めた。

    (内田 雅也)

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