慶大 7季ぶり35度目V 楽天ドラ2岩見号泣「うれしい」

[ 2017年10月31日 05:30 ]

東京六大学野球最終週最終日   慶大7―2早大 ( 2017年10月30日    神宮 )

<早大・慶大>リーグ優勝を決め喜ぶ慶大・岩見(中央)らナイン
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 早慶戦が行われ、慶大が7―2で早大に連勝し、勝ち点4で並んだ明大を勝率で上回り、14年春以来、7季ぶり35度目の優勝を決めた。楽天からドラフト2位指名を受けた岩見雅紀外野手(4年)は、あと2本としていた通算23本塁打のリーグ最多記録に届かなかったが、男泣き。大久保秀昭監督(48)は就任3年目で初優勝となった。早大は東大と並ぶ同率5位で、70年ぶり史上2度目の最下位が確定した。

 岩見が110キロの巨体を揺らして泣いた。試合後、ずっと自主トレに付き合ってくれた石井康平学生コーチと目が合った瞬間、涙腺が決壊した。

 「優勝しても泣かないと思ったけど…。涙が出るほどうれしい。自分の記録はどうでもいい」。OBの高橋由伸(現巨人監督)が持つ歴代最多23本にあと2本で臨んだ早慶戦。同3位の21本塁打から伸ばすことはできなかったが、その言葉は本心だった。

 この日は中堅から一塁方向への強烈な逆風。「逆風なので低い打球を打とう」と勝利のために一発を捨てた。1―1の6回は1死二塁から四球を選び、続く清水翔の2点適時三塁打を演出。3―2の8回無死一塁では左前打でこの回一挙4得点の猛攻につなげた。

 今春は今秋と同じく連勝で優勝が決まる早慶戦で1敗してV逸。今秋も開幕週で東大に敗れ、続く法大戦は勝ち点を落とした。だが、負ければ優勝の可能性が消える明大戦から怒とうの6連勝。岩見は、「6連勝すれば優勝できる」と5試合連発を含むシーズン歴代最多7発の大暴れで、優勝の立役者となった。

 大久保監督が就任当初「めちゃくちゃ飛ばすやつはいないのか」と学生コーチに求めたところ、「当たらないけど飛ばすやつはいます」と推薦されたのがリーグ戦未出場、当時2年の岩見だった。指揮官は「最初は30打数20三振の打者」と笑うが、長打力に期待して起用するうちに「ボール球を振らなくなった」と成長。東京六大学の歴史に名を残した。

 「まだ明治神宮大会が残っているので、プロのことは考えていない」ときっぱり。岩見は、大学日本一を置き土産にプロの世界へ旅立つ。 (東尾 洋樹)

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