日本行きは間違いだった…元巨人助っ人 フィリーズ監督に

[ 2017年10月31日 16:51 ]

フィリーズの新監督に就任した元巨人のキャプラー氏(AP)
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 プロ野球・元巨人のゲーブ・キャプラー氏(42歳)が大リーグ・フィリーズの新監督に就任した。

 同氏は2005年、巨人に外野手として在籍したが、38試合で打率は・153と低迷。このシーズンが終わると再びメジャーに戻ったが日本に対する印象は“ネガティブ”で、「人生に変化が必要だと感じての決断だったが、金が理由で日本に行ったのは間違いだった。後悔している」と語っていた。

 大リーグではタイガースを皮切りに計6球団に在籍。通算1104試合に出場して打率は・268だった。レイズに在籍していた2010年シーズンを最後に現役を引退。その後は解説者となり、2013年のWBC予選ではイスラエルの監督に就任。2014年からはドジャースの育成担当となり、ロッカールームからジャンクフードを一掃したことでも有名になった。

 フィリーズは今季66勝96敗でナ・リーグ東地区の最下位。ここ4年で3回、最下位に低迷し、ピート・マキャニン前監督(66歳)はフロント入りして指揮官を退いていた。

 一方、パドレスはそのフィリーズで今季打撃コーチを務めたマット・ステアーズ氏(49歳)の入団を発表。再び打撃コーチを務める同氏は1993年に中日でプレーし、60試合に出場して打率・250、6本塁打という記録を残していた。

 ステアーズ氏の場合、むしろ米国に戻ってからが全盛期。アスレチックス時代の99年シーズンには38本塁打をマークし、計12球団を渡り歩いた大リーグでは19シーズンで打率・262、265本塁打という成績だった。

 1メートル75と小柄ながら、本塁打数はカナダ出身の選手としては歴代2位。代打での本塁打数(23本)は歴代1位となっている。

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