楽天・藤平 救世主プロ1勝 高卒新人一番星で連敗止めた

[ 2017年8月23日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―2ロッテ ( 2017年8月22日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>プロ初勝利の藤平(右)は笑顔で梨田監督と握手
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 楽天には甲子園のヒーローが1年目から輝く土壌がある。ドラフト1位・藤平が3度目の登板で5回2安打無失点。最速148キロ、毎回の7奪三振で、12球団の高卒新人最速勝利をつかんだ。

 「松井(裕)さんからウイニングボールをもらうことに憧れていた。これからも一勝一勝積み重ねていきたい」。2月の久米島キャンプで同部屋でお世話になった先輩からボールを受け取り、喜びをかみしめた。横浜高のエースとして昨夏甲子園で注目投手「BIG4」の一角を占めた右腕が、球団5人目となる高卒新人のプロ1勝。田中(現ヤンキース)や松井裕ら、先輩4人も聖地の経験者だ。

 千葉県富津市出身で小学生の時、千葉ロッテマリーンズジュニアに所属。この日の舞台のZOZOマリンは「30〜40回は来た」という、プロのプレーを目に焼き付けた場所だった。中学時代は千葉市リトルシニアに在籍。2年生だった12年夏の大会の決勝でこのマウンドに立ち、優勝投手になった。くしくも同じ8月22日――。それまでは三塁手との兼任だったが、以降は投手に専念。エース道を歩み始めた地となった。

 「思い入れのある好きな球場で初勝利が挙げられてうれしい」

 6連敗だったチームの窮地も救った。梨田監督は「1年目の藤平に連敗ストッパーになってもらうとは思っていなかった。助かりました」と18歳に感謝した。未来のエース候補は「チームのため、自分のために、これからも限られたチャンスで結果を残したい」と次なる登板を見据えた。 (黒野 有仁)

 ◆藤平 尚真(ふじひら・しょうま) 1998年(平10)9月21日、千葉県富津市生まれの18歳。中学時代は千葉市リトルシニアに所属し、2年春に全国優勝。横浜高では1年秋からエースで、3年夏に甲子園に出場。U―18アジア選手権では高校日本代表で優勝を経験。1メートル85、85キロ。右投げ右打ち。

 ▼藤平の父・武美さん(42) まずはホッとしています。プロの世界でも頑張ってくれるだろうと信じて、この世界に送り出しましたが、1年目で初勝利できるというのは素晴らしいことだと思います。これからも強気で打者に向かっていくスタイルで、また、チームのフォローとファンの皆さんの応援で支えてもらっていることも忘れずに頑張って欲しいと思います。

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