【東東京】上野学園初の8強 新4番“ちゃんこ鈴木”が大仕事

[ 2017年7月21日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権東東京大会   上野学園13―0実践学園 ( 2017年7月20日 )

初回2死三塁、右前への先制適時打を放つ上野学園・鈴木
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 ノーシードの快進撃だ。上野学園が第3シードの実践学園に13―0の5回コールドで圧勝し、初のベスト8進出。立役者は今大会4試合目で初めて4番に入った鈴木だった。

 「前の試合まで9番で、なぜ4番なのかは分からない」。首をかしげたが、初回に先制の右前適時打。4回には2死満塁から右翼へ打ち上げた。前進した右翼手のグラブをかすめる“ごっつあん”の走者一掃の三塁打。50メートル7秒4と遅く「バテちゃった」と苦笑いも2年生の4番は3安打4打点の大活躍だ。練習試合では主軸を任されたが、重圧から力みがち。そのため過去3試合は9番。緊張が解けてきたところで、小川貴智監督は「いけるかもしれない」と4番で起用し、的中した。

 1メートル61、88キロ。あんこ型力士のような体形で三塁を守る。先輩からは「ちゃんこ」の愛称を付けられ「親しんでもらってます」。ただ、ちゃんこは食べたことがなく大食漢でもない。スナック菓子が好きで太り、中学時代は93キロ。高校では部活でご飯2合のノルマがあり満腹になるため「スナック断ち」した。

 「自分たちは環境があまり整っていない」と小川監督。練習グラウンドは茨城県のつくば市にある。台東区の学校からバスで1時間。午後4時半から3時間練習し、また学校に戻る生活だ。準々決勝は強豪の二松学舎大付との対戦で、この日温存したエース傍島が満を持して先発する。チームの合言葉は「レボリューション」。初優勝という革命を起こす。 (田井 秀一)

 ◆鈴木 裕斗(すずき・ゆうと)2001年(平13)2月20日、東京都生まれの16歳。小1から野球を始める。上野学園では2年春からベンチ入り。父は元法大ラグビー部主将、兄も上野学園野球部でプレーした。1メートル61、88キロ。右投げ右打ち。

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