カトケン引退 巨人一筋18年、吉報届かず決断

[ 2017年1月5日 05:30 ]

加藤健
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 巨人一筋18年の加藤健捕手(35)が現役引退を決断したことが4日、分かった。昨年10月に戦力外通告を受けたが、他球団での現役続行を希望し、11月には12球団合同トライアウトにも参加。年内を区切りとしていたが、オファーは届かず、年末年始に親しい関係者に引退することを伝えた。「ユニホームを着て、違うチームを見てみたいなと思っていましたが、かなわなかった。引退することを決めました」。戦力外通告から約2カ月、ベテラン捕手は静かにユニホームを脱いだ。

 98年ドラフト3位で巨人入り。阿部の存在もあり、18年間は主に控え捕手だった。だが、12年の日本ハムとの日本シリーズでは、負傷した阿部の穴を埋めて日本一に貢献。捕手というポジションで、チームの窮地を何度も救うなど、数字には表れない貢献度は高かった。昨季は選手会副会長も務めるなど、人間性も含めてチームには欠かせない存在でもあった。今後は未定。「違う形で野球を外から見て勉強できたらいい」と第二の人生への決意を口にした。

 年末に新潟に帰省した際、1男1女の子供たちを連れてスキー場に出掛けると、18歳のアルバイト学生に声をかけられた。「18歳か…、って思いましたね。僕がプロに入った年齢ですからね。そりゃ、18年もやれば年をとりますよね」。加藤はそう冗談めかして、晴れやかな笑みを浮かべた。

 ◆加藤 健(かとう・けん)1981年(昭56)3月23日、新潟県生まれの35歳。新発田農では1年春からベンチ入りし、3年時に主将として春夏連続甲子園出場。98年ドラフト3位で巨人入団。2年目の00年9月27日のヤクルト戦(神宮)で1軍初出場。昨季はわずか2試合の出場で、10月17日に戦力外通告を受けた。1メートル86、93キロ。右投げ右打ち。

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