巨人ドラ1吉川尚「尚子ロード」から開幕スタメンつかむ!

[ 2017年1月5日 05:30 ]

故郷の長良川をバックにランニングする吉川尚輝
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 「尚子ロード」から「尚輝」がセ界に羽ばたく!巨人のドラフト1位・吉川尚輝内野手(21=中京学院大)が4日、岐阜市の長良川河川敷にあるシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(44)ゆかりの「高橋尚子ロード」で自主トレを公開した。即戦力と期待されるルーキーは、球団の新人では01年の阿部慎之助捕手(37)以来となる開幕スタメンを目標に設定。50メートル5秒7の俊足を武器に、二塁のレギュラー争いに殴り込む。

 記念碑の隣で靴ひもを結び直し、パワーを注入した。吉川尚は約1時間、ランニングと短距離ダッシュを繰り返し、一心不乱に走り込んだ。

 「“尚子ロード”で走り、気が引き締まりました。厳しい世界に入るので、ここを原点として頑張っていく」

 高橋監督は2月の宮崎キャンプで1軍スタートの方向性を示しているが、吉川尚が見据えるのは3月31日、中日戦(東京ドーム)の開幕スタメンだ。「即戦力として行くので、気持ち的にはそこを目指していかないと」と語気を強めた。開幕オーダーに名前を連ねれば、球団新人では01年阿部以来、16年ぶりとなる。もちろん、厳しい戦いになることは覚悟の上。本職・遊撃は首位打者の坂本がいるため、クルーズ、片岡らと二塁を争うことになる。「レギュラー争いが激しいので勝たないと」と闘志を燃やす。

 高橋尚子ロードを自主トレの場所に選んだのはそんな険しい道を乗り越えるため。高橋さんが県岐阜商時代、ひたすら走り込んだランニングコースで世界の頂点に上り詰めた原点だ。「高橋さんはアスリートとして尊敬することばかり。日本一、世界一の選手を目指し頑張っていきたい」と同郷の先輩にあやかった。

 高橋さんのように吉川尚の最大の武器は「脚力」だ。昨季のチーム盗塁数62はリーグ優勝した広島の118盗塁の約半分。50メートル5秒7を誇る俊足ルーキーは「まず足と守備の自信のあるところで」とキャンプから積極的にアピールを仕掛ける。

 開幕スタメンの先にはさらなる野望もある。今年の球宴は7月14日に隣県・愛知のナゴヤドームで開催される。また、同25日には高橋尚子ロードの目と鼻の先にある長良川球場で広島戦が組まれている。「地元であるので出たい気持ちはある」と凱旋を夢見ている。

 今年の一文字として色紙には「積」をしたためた。「積極的にたくさんの経験を積みたい」。一歩一歩、自分の足でプロの頂を目指す。 (徳原 麗奈)

 ◆吉川 尚輝(よしかわ・なおき)1995年(平7)2月8日、岐阜県生まれの21歳。小2から「桑原スポーツ少年団」で野球を始め、中京では1年夏からレギュラー。甲子園出場なし。中京学院大では1年春から出場し4年春は岐阜県リーグで首位打者、打点王の2冠でMVP。全日本大学選手権は全5試合で安打を放ちチームの初優勝に貢献。50メートル走5秒7。遠投97メートル。1メートル77、79キロ。右投げ左打ち。

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