右No・1スラッガー横浜・増田 清宮&安田とU18共闘だ

[ 2017年1月5日 05:30 ]

ドラフト候補・キャッチボールする横浜の増田
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 今年の高校生ドラフト候補は清宮、安田だけじゃない!右のスラッガーではNo・1と評価される横浜高の増田珠(しゅう)外野手(2年)が4日、神奈川県横浜市の同校グラウンドで始動した。初日からフリー打撃にロングティーと精力的にバットを振り、「最初にしては振れた」と話した。

 中学時代にはU―15侍ジャパンで4番を務めた経歴を持ち、名門・横浜高では1年春からベンチ入りした。投手も兼任する強肩と長打力が魅力。同世代の早実・清宮、履正社・安田とは連絡を取り合う仲で、新年のあいさつも交わしたという。

 「2人に比べたら全然。少しでも近づけたら」と謙遜する一方で、目標もはっきりと口にした。「勝負の年。甲子園で暴れて、U―18に入って、プロに行きたい。2人とジャパンで一緒にプレーしたいし、切磋琢磨(せっさたくま)できるような存在になりたい。競う相手がいると人一倍燃えるタイプなので」と言い切った。

 現在、高校通算20本塁打。対応力アップをテーマに掲げ、元日からバットを振った。「打率5割と通算40本が目標」。昨秋関東大会は8強止まりでセンバツ出場は難しい状況だが、2季連続の夏の聖地を目指す。この日視察に訪れたソフトバンク・荒金久雄スカウトも「今年は右の長距離打者は貴重な存在。九州出身(長崎)だし、期待したい」と話した。

 初詣でひいたおみくじは大吉。「幸先が良い。おみくじの流れに乗っていけたら」。パンチ力抜群の九州男児が、ドラフト戦線を熱くする。 (松井 いつき)

 ◆増田 珠(ますだ・しゅう)1999年(平11)5月21日、長崎県生まれの17歳。小1からソフトボールを始める。中学時代は長崎シニアで投手兼中堅手。全国大会に出場し、U―15日本代表入り。横浜では1年夏に「1番・中堅」でレギュラー。昨夏は主に3、4番を務め、神奈川大会決勝の慶応戦では先制2ラン含む2発を放って甲子園出場に導いた。家族は両親。1メートル80、81キロ。右投げ右打ち。

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2017年1月5日のニュース