金本監督、糸井に「超誠意」見せる!三顧の礼で一筋アピール

[ 2016年11月4日 08:15 ]

練習中に笑顔をみせる金本監督

 超誠意だ。オリックスからFA宣言した糸井嘉男外野手(35)の獲得をめざす阪神は「三顧の礼」を尽くす方針を固めた。11日にも行われる1度目交渉で決定打を放てなかったとしても、2度、3度と粘り強くテーブルに着く構え。他の候補に振り向きもせず、「糸井一筋」を貫いて最後は振り向かせてみせる。

 たった1度の「告白」で相手を口説き落とせれば、言うことはない。だが、たとえ1度目で良い返事をもらえなくても、本当にほれた相手なら簡単に引き下がるわけにはいかない。今の阪神にとって、糸井はまさに「恋人」。その存在を振り向かせるためには最大限の“超誠意”を示す方針。球団幹部は「あくまで一般論」と前置きした上で、言葉を継いだ。

 「どうしても欲しい選手なら、たとえ1度や2度、反応がかんばしくなくても、そう簡単に、あきらめることはありません。ほれた相手を、そう簡単にはあきらめないでしょう?」

 その言葉は、おのずと熱を帯びた。1度目の交渉で反応が薄くても、2度、3度と粘り強くテーブルに着く―。まさに「三顧の礼」。球団幹部の言葉はあくまで一般論としてだが、糸井との交渉もその意気込みだ。交渉は人対人。その粘り腰が、相手の胸を打つかもしれない。ふとした言葉が心の琴線に触れる可能性だってある。もちろん交渉過程において、条件面の見直しも行われるだろう。古代中国の三国時代、劉備が諸葛亮を三たび草廬(そうろ)に訪ねた故事にならう。

 秋季キャンプ第2クール初日となったこの日はフロントの2トップにあたる四藤慶一郎球団社長と、高野栄一球団本部長が高知に入った。FA補強に関して問われた四藤球団社長は「そりゃあ、興味はある。補強ポイントだらけだから。それ(現場との方向性の話し合い)はもちろんね」と話したものの、意中の名前については明言を避けた。今後の戦略についても「状況を見ながらね」と話すにとどめた。とはいえ、4日には坂井信也オーナーも高知入りし、キャンプ視察予定。夜にはチーム、本社、球団のトップが一堂に会して会食が開催され、「糸井」の名が出ることは想像に難くない。

 阪神は獲得意思を公に表明するのは、10日のFA宣言選手公示を待ってから。その上で11日の交渉解禁日にも速攻アタックを掛ける方針で、金本監督に直接出馬を要請する準備を整えている。日本ハム・陽岱鋼、中日・平田、DeNA・山口らFA戦線に名前が出ている他の選手も多いが、徹頭徹尾「糸井一筋」を貫く構えだ。

 ▽三顧の礼 三国時代の中国で、蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が、諸葛亮(しょかつりょう)を軍師として招くために、その草庵を3度訪れたという、諸葛亮「前出師表」の故事から、人の上に立つ者が仕事を頼みたい人に特に礼を尽くして交渉すること。(小学館・デジタル大辞泉より)

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