笑顔戻ったジャクソン「ファンに恩返しを」…シーズン後も日本満喫

[ 2016年11月4日 10:45 ]

サムアップしながら笑顔を見せたジャクソン

 明るい笑顔が戻っていてホッとした。広島・ジャクソンだ。日本シリーズ敗退が決定した10月29日の第6戦に、同点の8回に登板してまさかの6失点。試合終了後、肩をガックリと落としながら伏し目がちに「首脳陣やファンに謝りたい」と話したことが印象的だった。明らかに本調子ではなかった。いつもは優に球速150キロを超えている直球の多くが140キロ台中盤から後半。打ちごろとなっていた。28日は移動日で試合がなかったとはいえ、シリーズ全6戦に登板した疲労は大きかったようだ。

 そんなジャクソンを4日ぶりにマツダスタジアムで目にした今月2日。「まだショックは引きずっている」と話していたが、伏し目がちではなかった。「どうやったら日本シリーズで勝てるかを考えている」と早くもリベンジを誓っていた。

 それでもリーグ優勝に貢献したことについては胸を張る。喜びを大勢のファンと分かち合いたいという希望もあり、シーズン終了後も広島に滞在。5日に広島市内の平和大通りで大々的に行われる優勝パレードに参加する。「応援してくれたファンに恩返しをしたいからね」と笑ってみせた。

 「2、3週間は完全に休んで、それから動き始めようと思う」と言うように、現在は日本での生活を満喫している。「テレビを見たり、テレビゲームをやったり、友達と会ったり、有意義に過ごしているよ」。今月1日には、広島港からフェリーで約30分のところにある江田島まで遠出をして、フライングディスクを使った「ディスクゴルフ」を楽しんだという。

 広島の街にフィットしているジャクソンに対して、球団は単年で契約を更新する方針だ。今季は今村と並ぶチームトップタイの67試合に登板。6月中旬から7月にかけて17試合連続無失点も記録した。セットアッパーとして防御率1・71。抜群の成績を残したにもかかわらず「明確な数字の目標はないけど、来年は防御率をもっと下げたい」と真顔で話していた。頼もしい限りだ。

 打者を抑えてほえ、マウンドを降りるときにはとびきりの笑顔。表情豊かな助っ人右腕の悲しい顔はもう見たくない。(記者コラム・柳澤 元紀)

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