黒田引退 新井には決断伝える「もう一年やらないんですか」も意思固く

[ 2016年10月18日 19:23 ]

引退会見を行う広島・黒田
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 広島の黒田博樹投手(41)が18日、広島市内のホテルで記者会見を行い、今季限りで引退することを表明した。

 決断に至った理由は「全てを伝えるのは難しいが優勝して日本シリーズ進出できるのが大きな要因」とし、引退のそのものは「2、3年前から考えていた」といい「自分の中で考え出したのは(リーグ)優勝決まってから」と答えた。

 選手の中では「新井にだけは伝えた。優勝決まった後に。“もう一年やらないんですか”と言われましたけど自分の意思が結構固かったんで納得してくれたと思います」と話した。

 日本シリーズ4日前の表明については「いろいろ難しいところがあったけど、僕自身は日本シリーズが全て終わった後に伝えようと思ったが、進出が決まって、次が最後の登板になるかもわからないのでその前にチームメートに伝えないといけないと思った。いままでたくさんの方に応援いただいたので自分の口から伝えないといけないと思いこのタイミングになりました」とした。

 最後に「今年みんなの力で優勝を経験させてもらって最高のシーズンを送れたので全く悔いはない。今までも最後のつもりでマウンドに上がって来たけど、目いっぱいケガを恐れず投げたい。日本一という形で恩返しできるよう一丸となって戦っていきたい」と会見を締めくくった。

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