黒田引退に 広島の街は「ついにこの日が来たか」「男としての役割を果たした」

[ 2016年10月18日 20:25 ]

引退会見を行う広島・黒田
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 「ついにこの日が」「リーグ優勝ありがとう」。プロ野球広島カープの黒田博樹投手(41)が引退を発表した18日、広島のファンからは「おとこ気」を見せ続けた黒田投手に、感謝とねぎらいの声が上がった。

 米大リーグに残れば年俸20億円を手にしたとされる中、推定年俸4億円の古巣カープに復帰した黒田。ファンは意気に感じて声援を送り、チームは25年ぶりのリーグ優勝を果たした。

 「いつかはと分かっていたが、ついにこの日が来たか」。市中心部にある居酒屋「カープ鳥」薬研堀本店の店員前田光さん(27)は残念がり、「ここまで支えてもらった恩返しに、絶対日本一にならないと」。店には若いファンが増え、黒田のユニホーム姿の客も。前田さんは「やっぱり黒田のおとこ気が魅力なんだろう」と語った。

 市内の駅前や繁華街では地元紙が号外を配り、仕事帰りの会社員らが驚いた様子で受け取った。街頭ビジョンでは引退会見が映され、通行人が足を止め見上げていた。

 原爆投下後に誕生したカープと自分を重ね合わせ、応援してきた広島市西区の被爆者川本省三さん(82)は「人生には区切りが必要。男としての役割を果たした立派な引き際だ」と話した。

 黒田の出身地・大阪でも、引退会見のニュースにくぎ付けに。大阪府枚方市の会社経営権藤賢治さん(46)は、カープファンが集う大阪市内の居酒屋を訪れ「残念だけど、広島を優勝できるチームに育ててくれた。最後の1球まで全力で応援したい」と力を込めた。

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